綾瀬はるか(37)が主演を務める月9ドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系)の第5話が5月9日に放送された。が、目が回るようなカメラワークに「吐きそう」「このカメラアングル本当に嫌!」と酷評が相次いでいる。
同作は、「お金にならない仕事はしない主義」と豪語する敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬)が、元彼・森川栄治(生田斗真・37)の遺言により託された謎の男・篠田敬太郎(大泉洋・49)とタッグを組んで、巻き込まれた事件を解決していく痛快リーガルミステリー。
第5話では、麗子と篠田が、近年、業績を伸ばしている投資会社M&Sキャピタルの創立25周年パーティーに出席。M&S社代表取締役の真梨邑礼二(藤本隆宏・51)が挨拶した直後に部屋が暗転し、共同代表の庄司健介(髙橋洋・49)から席に案内された投資家の男性が殺されるという展開だった。
(※以下ネタバレあり)
その後、事情聴取のために警察署に向かった麗子たちは、栄治の従妹・森川紗英(関水渚・23)が「パーティー会場で見た気がする」という女性のあとを尾行することに。すると、その女性の夫も一週間前に死んでいたことがわかる。そして、麗子は真梨邑とその女性が“交換殺人”を行っていたことを突き止め、事件を解決する……という内容だった。
この展開にネット上からは「証拠も裏付けもないのに事件解決って……」「自白したけど正直、証拠ないよね」「安っぽい解決だな」とツッコみが集まっている。
また、麗子が篠田を連れて真梨邑と庄司とレストランの円卓を囲みながら事件の真相を暴く場面では、4人の周りをカメラがぐるぐる回り続ける演出になっており、視聴者からは「目が回る」「ぐるぐる回るカメラアングル長すぎ~酔うわ」「途中のカメラぐるぐるといい、最後の食事シーンといい、長いよ~。ちょっとしつこいなと思うくらいに長い」「カメラしつこくぐるぐる回るやつなんっすか?演出家最悪だな」といった批判も噴出している。
「今回は、犯人が犯行を否定する場面もなく、犯行に使われた毒物や注射器の入手方法や犯行手口も不明のまま。確かな証拠もないのに麗子の推理だけで事件があっさりと解決していったため、ミステリーものとしてはさすがに浅すぎるという批判が多数。このカメラワークはそれを『誤魔化すためでは?』と皮肉めいた声もあがっています。必要以上に“食べるシーン”が多いですが『もっと事件解決に至るまでを丁寧に描いてほしい』という声も多いようです」(芸能ライター)
同作は初回も、登場人物が“同時に喋る演出”に批判が殺到。ところどころで劇画タッチになる演出も「気が散る」などと批判を浴びていますが、今回も目が回るようなカメラワークは大不評。斬新な演出にこだわるより、中身をもっと充実させてほしいものだ。