（左から）優勝したカベポスターの永見大吾、浜田順平関西で活動する芸歴１０年目までの若手によって争われる「第１１回ｙｔｖ漫才新人賞決定戦」が２０日、大阪市の読売テレビで行われ、８年目のカベポスターが優勝。「最初の４年間は背中を追っていた」という、同期・ダブルヒガシとの最終決戦を制し、賞金１００万円を獲得した。
優勝が決まった瞬間、永見大吾（３２）は「ダブルヒガシをマジで意識していたので、うれしいです」と涙を流し、浜田順平（３４）も「マジでうれしい」と涙をぬぐった。
ファイナルは「この１年間で一番よかったネタ」と２人が自信を持つ、中学校の文化祭もの。１本目よりも高い得点で、堂々と頂点に立った。
賞金は５０万円ずつ山分けにする。浜田は「１０万円は買ったバイク資金の残りにあてて、あとの４０万円はルームシェアをしているので、そこで使う家電を買いたい」と言えば、永見は「すごく部屋が汚いので、業者を呼んで、周りの生活環境を変えたい」と心身ともにすっきりしたいようだった。
これまで賞レースでは涙をのんできたコンビにとって、初タイトル。次の目標は「Ｍ－１グランプリ」だ。浜田は「どうしてもＭ－１を勝ちたい。獲れるように態勢を整えていきたい」と名乗りを上げれば、永見は「探偵ナイトスクープの探偵になって、松本さんにいい印象を与えてから、Ｍ－１に出て優勝したい」と緻密な？作戦を立てていた。
（左から）優勝したカベポスターの永見大吾、浜田順平
カベポスター「ｙｔｖ漫才新人賞」優勝 「Ｍ-１」に照準ピタリ
