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三原舞依が自己ベストSP首位発進!決意の再出発「全日本の悔しさを克服」四大陸選手権

女子SPで首位に立った三原舞依=タリン(AP=共同)

女子SPで首位に立った三原舞依=タリン(AP=共同)

 「フィギュアスケート四大陸選手権」(20日、エストニア・タリン)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、三原舞依(22)=シスメックス=が72・62点の自己ベストで首位発進した。

 何度も何度も小さく両手を握り、喜びをかみしめた。三原は冒頭のダブルアクセルを着氷すると「レ・ミゼラブル」の「I Dreamed A Dream」を優雅に演技。スピンやステップは全て最高評価のレベル4を獲得する完璧な演技を披露した。

 四大陸選手権は4度目の出場。初出場だった17年大会で優勝すると、18年に銀、19年に銅メダルを獲得した、思い出深い大会だ。「また日本代表として出させていただけることがすごくうれしくて、ワクワクしながら滑ることができた」と笑顔で振り返った。

 昨年末の全日本選手権(埼玉)は表彰台と2・79点差の4位に終わり、悲願だった北京五輪出場を逃した。19-20年シーズンを体調不良で全休したことを思えば、劇的な復活曲線を描いたが「年末はなかなか立ち直ることに時間が掛かって。すごくすごく落ち込んだ」と言う。

 「すぐに不安になったり、落ち込むことがすごく多くて。でも頑張りたい葛藤もありながら…」と三原。1月1日から練習を再開。ファンの手紙やメッセージに背中を押され「温かい方々に囲まれて幸せ者だなと思いながら、ここに戻ってくることができた」と笑みを浮かべた。

 22日のフリーでは、完璧な演技で金メダル獲得を目指す。「目指すものは目指しながら、やるべきことをやって、全日本での悔しさを克服できるようなフリーを、力強く滑りたい」。決意の表情で大きくうなずいた。

女子SPで首位に立った三原舞依=タリン(ロイター=共同)

女子SPで首位に立った三原舞依=タリン(ロイター=共同)
 

参照元https://www.daily.co.jp/