道草

日々の出来事と芸能とその他

松本潤 初めて演じる家康公は“情けないプリンス”「本当にこいつが天下取るのか?」

 家康たちが、敵軍に包囲された大高城に兵糧入れを強行したシーンを撮影した(左から)山田裕貴、大森南朋、松本潤、松重豊

 家康たちが、敵軍に包囲された大高城に兵糧入れを強行したシーンを撮影した(左から)山田裕貴大森南朋松本潤松重豊

 嵐の松本潤(38)が1日、名古屋市内で行われた2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」の取材会に出席した。「コンフィデンスマンJP」や「リーガル・ハイ」のヒットメーカー・古沢良太氏(48)が脚本を手掛ける今作は、優柔不断で頼りない徳川家康(松本)が猛将たちにもまれながら才能を覚醒させ、天下を取るさまを描く。先月6日にクランクインした松本は、“情けないプリンス”に振り切った演技で挑んでいる。

 甲冑(かっちゅう)に身を包み、石川数正役の松重豊(59)、酒井忠次役の大森南朋(50)、本多忠勝役の山田裕貴(31)の“家臣団”を従え登場した松本は「大河ドラマに出るのも初めてなら、家康公を演じるのも初めて。不安なことも多々ありましたが、非常に有意義で充実していて、毎日笑いが絶えない現場です」と述べた。

 クランクインは主要舞台の一つ、愛知県内で。松本は「若いですし力もないですし、頼りない。本当にこいつが天下を取るのか?という始まり方をしている」と“か弱いプリンス”像を強調。殺陣についても「戦い方を知らないという感じだったり、やろうとしているのにうまくできない感じを表現できたら」と新たな家康像を貪欲に追求している。

 磯智明チーフプロデューサーは「非常に振り切った芝居をされている。無責任なセリフもユーモラスに感じられる」、松重も「圧倒的なカリスマとか、今はみじんもない。大丈夫か?っていう、そこが魅力」と絶賛した。

 織田信長役を演じる事務所の先輩、岡田准一(41)とのシーンも撮影が始まった。岡田は「軍師官兵衛」(14年)で大河に主演しただけに「リハーサルを一緒にやっても全体が見えている」といい、座長の心構えや演技のアイデアなどに助言を受けているという。

 「まだ序盤で、圧倒的な力を持った信長と、何も持ってないヒヨッコな家康」という関係性同様に「リハでは何もやらずに本番でいきなり仕掛けられたりとか、ほんろうされています」。容赦ない“岡田信長”に家康同様、食らいついていく。

参照元https://www.daily.co.jp/