俳優の小池徹平(36)が16日、東京・IHIステージアラウンド東京で、主演ミュージカル「るろうに剣心 京都編」(17日~6月24日)の取材会に、共演の黒羽麻璃央(28)らと出席した。
当初2020年に上演予定だったが、コロナ禍で延期に。ついに迎える初日を前に小池は「2年越しに演じられてワクワクする。時間はかかったけど、ようやくここまで来られた。あとは全力でやるのみ」と息巻いた。
漫画原作でメディアミックスが展開されてきた人気作のミュージカル版で、主人公の緋村剣心役を演じる。この日は原作の剣心を忠実に再現した、赤髪にひいろの着物、左頰に十字傷といういでたちで登場した。
激しいアクションシーンが見どころ。稽古期間で体重が2キロ落ちて「お尻の筋肉がすごくなっている」という小池は「体の痛みと日々闘っているけど、痛みを超える楽しさがある」と痛みを忘れるほど役に熱中していた。
小池は人気俳優の登竜門的オーディション「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の2001年グランプリ。同コンテストの10年準グランプリの黒羽が、剣心の宿敵・志々雄真実を演じる。
黒羽は「レジェンドで神」とあがめる小池との共演を「徹平くんになりたくて、みんな門をたたいてますから、こうしてバチバチにやり合えていることを10年前の自分に言いたい」と大喜び。一方の小池は「頼もしい。立派に悪役を務められていて、同じジュノン出身としてうれしい」と後輩の活躍ぶりに目を細めた。