◇16日(日本時間17日) レンジャーズ2―7エンゼルス(アーリントン)
【アーリントン阿部太郎】エンゼルスの大谷翔平選手(27)が16日(日本時間17日)、8回の第5打席に3号2ランを放った。昨年の7月27、28日以来の2試合連発。開幕から7試合ノーアーチの後、一気に量産モードに突入した。
2点リードの8回2死二塁。前日のプレーボール弾と同じく、初球だった。真ん中低めに入ってきた80マイル(約129キロ)のカーブ。この日は変化球攻めが多く、ある程度、頭に入っていたのかもしれない。バットの先だったが、体が流れることなくたたいた打球は右中間フェンスを越えた。飛距離117メートル。二塁付近まで全速力で走った大谷は「ギリギリだったが、入ってくれて良かった」と喜んだ。
「(打席で)動き出しの準備が遅れている」と話した翌日、開幕8戦目、31打席目に待望の初アーチ。そこから2日間で3本塁打と乗ってきた。本人は「もともとそこまで悪くなかった」と言う。この日は内野安打を含めて2安打で、6試合連続安打&2試合連続複数安打をマーク。メジャー通算100号も「M4」に。昨季の満票MVPがいよいよ本領発揮だ。(写真はAP)