10年総額7億ドル、日本円に換算して約1014億円というメジャー史上最高の大型契約で、ドジャースへの移籍を発表した大谷翔平(29)。そんな世界的スーパースターが、また新たな勲章を手にした。
「2023年は、日本人初のメジャー本塁打王に輝き、最も優れた打者に贈られる“ハンク・アーロン賞”を受賞。名実ともにメジャーの最強打者となりました」(スポーツ紙記者)
これまでも道なき道を開拓してきた大谷だけに、24年は、どんな偉業を達成するのか。大リーグ評論家の福島良一氏は、こう言う。
「まず期待がかかるのは、2年連続の本塁打王でしょう。エンゼルスからリーグが変わったので、両リーグで本塁打王になれば、史上4人目の快挙となります」
23年は、故障で途中離脱しながらも44本塁打。24年シーズンは、大台の50本超えにも期待が懸かる。
「ドジャースの球団記録は49本。本塁打が出にくい球場なんですが、大谷のパワーなら問題ないと思います。球団記録を塗り替える可能性も十分あります」(前同)
日本ハム時代の恩師である栗山英樹氏は、23年12月に出演した番組内で、大谷が24年に放つ本塁打数を「74本塁打」と予想。この数字は、01年にバリー・ボンズが打ち立てた「73本」を超えるものだ。
「現実的に難しいかもしれませんが、ドジャースは終盤までモチベーションを保つことができる環境にある。最後まで成績を高めていければ、本塁打王どころか、三冠王も夢ではありません。さらには、前人未踏の50本塁打・30盗塁にも期待できます」(同)
福島氏がこう話すように、ドジャースは過去10年で9度の地区優勝というメジャー屈指の強豪球団だ。