エンゼルスが球団新記録となる28安打&25得点で大勝した。大谷翔平投手は「2番・指名打者」で出場し、7打数1安打1打点。両リーグ最多タイの60打点とし、独走している本塁打と合わせ、再び2冠となった。
まるで打撃練習のようなゲーム展開だった。打者天国の高地球場・クアーズフィールドでエンゼルス打線が打って、打って、打ちまくった。
歴史的ヒットショーは二回に幕を開ける。6番レンフローからの連打で無死満塁にすると、2カ月ぶりにメジャー昇格したばかりの9番フレッチャーが左前適時打で2点を先制する。
敵地ファンの度肝を抜いたのは三回だ。先頭トラウト、ドルーリー、タイスが3球連続本塁打の離れ業をやってのける。大谷も6点リードの2死一、三塁の場面で適時打を放ち、打者16人で4本塁打を含む10安打、球団タイ記録となる1イニング13得点の猛攻に加わった。
三回を終わって15対0の一方的な展開。それでもエンゼルス打線は手を緩めない。四回は4番ドルーリーの3打席連続打点となる適時打やフレッチャーの1号3ランなどで打者11人で8点を加点し、23対0。アメフトの試合かと見まがうようなスコアがボードに表示された。
六回にはウォードの併殺崩れ間に球団タイ記録に並び、八回に再びウォードが併殺崩れ間に球団新記録となる25得点目を挙げた。
三回までに先発全員安打、レンフローとモニアックが5打数5安打、フレッチャーが4安打5打点の大暴れ。さらに先発全員打点もマークするなど、記録ずくめの歴史的大勝でチームの連敗を3でストップした。