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山田邦子『M-1グランプリ』での「大問題」!「島田紳助は宮崎」発言に「今田耕司もウラも凍った」深いワケ

山田邦子、今田耕司
山田邦子今田耕司

 漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2022』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が12月18日に生放送され、井口浩之(39)と河本太(38)によるお笑いコンビ・ウエストランドが史上最多7261組の頂点に立ち、第18代M-1王者に輝いた。

 それから約1週間、コンビは『M-1』翌日からテレビ、ラジオと分刻みのスケジュールをこなしており、まさに人生を変えるような新たな芸人人生の第一歩を踏み出したと言えるだろう。

 そんなウエストランドの優勝と同じように話題を呼んだのが、今年から審査員に加わった山田邦子(62)の点数のつけ方だった。

 山田はトップバッターのカベポスターに84点と辛めの点数をつけたうえで「とても面白かったですね。可愛らしいネタで、こういうネタが大好き」とコメントしながら、続いて登場した真空ジェシカには95点と高得点。

つづいて敗者復活戦を勝ち抜いて3組目に登場したオズワルドには87点と、点数の上下ぶりが物議を醸した。

 お笑いプロ関係者は話す。

「SNSやネットでは、“点数のブレがひどい”“好みで点数をつけている”と厳しい声が上がっていますが、『M-1』を主催する吉本興業を中心としたお笑い関係者の間では、別のことがもっと大ごとになっていましたね。

 点数のつけ方以上に、遥かに大ごとになっていたのが、番組中盤での邦子さんの発言なんです。島田紳助さん(66)の近況を、全国ネットの大いに注目を集めている番組で明かしてしまいましたからね……」

■「宮崎で見てるようです」にMC今田が“マジ注意”

 番組中盤、MCの今田耕司(56)に話を振られた山田は「紳助さんには今朝メールしましたけど、宮崎で見てるようです。ストレスフリーでとっても楽しいって……」とコメント。これに今田が明らかに慌てた様子で「あんまり情報言わなくていいです。(紳助さんは)ドキッとされてると思います」と制する場面があった。

 山田は『M-1』の本番前に自身のYouTubeチャンネルの生配信を行なっており、事前に紳助氏にメールで連絡を入れると「頑張ってな、審査員が審査されるで」とエールをもらったとも明かしていた。

山田邦子のブッコミが『M-1』で最もピリついた瞬間だった

 前出のお笑いプロ関係者が続ける。

「あのとき、今田さんはかなり慌てた様子で顔も引きつっていたように見えました。

実は、あの場面が『M-1』の放送内で関係者が圧倒的にピリついた瞬間だったんです。問題になっているのは、紳助さんが宮崎にいることを暴露したことですよね……。

 紳助さんは2011年に芸能界を引退しましたが、『M-1』の創設者でもあり、何か番組に口を出すということはありませんが、いまだにその存在感は健在なんです。今田さんやダウンタウン松本人志さん(59)に対しても、紳助さんの影響力はいまだにどうしたってあるわけです。

 それはメディアに対しても同様です。芸能界で事件や騒動が起きると、週刊誌やスポーツ紙の記者は何かと紳助さんの意見を聞きに行っていますからね」

■「芸人の闇営業問題」でも紳助氏がコメント

 芸能界を引退してから6年後の2017年11月、紳助氏は『週刊文春』(文藝春秋)のインタビューに応じ、近況を赤裸々に語った。

 また、雨上がり決死隊宮迫博之(51)らによる芸人の闇営業問題が取り沙汰された2019年7月、スポーツニッポン大阪市内の自宅に帰ってきた紳助氏を直撃。騒動について「今回の騒動は8割は誤解ですよ。ボタンの掛け違い。宮迫も辞めないでほしい。久しぶりに(ニュースを聞いて)ヘコんだわ。とにかくみんな仲良く元に戻ってほしい」とコメントしていた。

「紳助さんは取材に行けばいろいろと話してくれますし、口を開けば的確に問題点を指摘しつつ、しっかりと笑いを交えて応じてくれる、週刊誌やスポーツ紙にしてみればめちゃくちゃありがたい存在ですよね」(前同)

島田紳助氏は「静かに暮らしたい」

 芸能界引退後の紳助氏は大阪を拠点に生活。また、沖縄、宮古島にも長期滞在することもあると取材などで明かしている。ところが、最近はメディアが大阪の自宅に取材に行っても留守で、生活している様子すらなかったというのだ。

 前出のお笑いプロ関係者は続ける。

「“紳助さんがどこかへ行ってしまった”と言われていた中で、邦子さんが“宮崎にいる”とブッコんでしまったと……。

 あれに周囲の関係者は“ちょっとちょっと!”とピリついたというわけです。紳助さんは芸能界を完全に引退した身ですから、本音は“あまり取材には来てほしくない”、“静かに暮らしたい”といいます。まあ、当然ですよね。

 周囲はその意向を知っていますから、生放送で邦子さんが“宮崎にいる”と明かして慌てふためいたんです。今田さんも今や吉本のトップ芸人で、紳助さんがやっていた番組も何本か引き継いでいる。そのあたりの空気感を理解しているため、異例とも言えるマジなトーンで邦子さんを止めたのでしょう」

山田邦子の“暴走”を止めることはできない……

 芸能界引退から11年が経過するが、吉本にとっては今でも紳助氏は“レジェンド”ということだろう。

「マネージャーがついているわけではありませんが、紳助さんを“担当”している社員もいるといいますからね。それほど絶対的な存在であることに変わりはないんです。ただ、邦子さんはそんな紳助さんと『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)で若手時代に切磋琢磨した、いわば同じ釜の飯を食った仲。

 邦子さん自身もレジェンド的存在。しかも、いい意味でも悪い意味でも空気を読まない方で、生放送の邦子さんは“暴走特急”だと見られています。

 ただ、『M-1』では上沼恵美子さん(67)とオール巨人さん(71)が審査員を勇退。キツい仕事のため、なかなか引き受けてくれる人がいない中、邦子さんと復帰となる博多大吉さん(51)が今回、就任したわけです。

 実績やキャリアから考えれば邦子さんは適任です。だから『M-1』サイドも彼女に声をかけたわけで、多少の“暴走”があったとしても何も言えない。点数のつけ方も紳助さんを巡る発言も、問題になっているようですが、ある意味で“邦ちゃんらしい”といえばらしいんでしょうね」(前同)

 さまざまな面で波紋を広げている山田邦子だが、2023年の『M-1』でも審査員席に座っているのだろうか――。

参照元:https://dailynewsonline.jp/