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視聴率ガタ落ちの月9『競争の番人』、「不自然すぎる」「すぐ捕まるだろう」罪重ねる展開に指摘相次ぐ

山本耕史
山本耕史

 月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ系)の第2話が18日に放送され、平均視聴率が8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第1話の11.8%からは2.9ポイントのダウンとなった。

 第2話は、小勝負勉(坂口健太郎)や白熊楓(杏)たち第六審査(ダイロク)は、『ホテル天沢』のウェディングにおけるカルテルを追っていた。しかし、専務の天沢雲海(山本耕史)のガードは固く、有力な証拠を掴めずにいた。そんな時、雲海は不正行為を行っているのは近隣で結託した生花店側で、いじめられているのはホテル側だとマスコミに流し――というストーリーが描かれた。

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※以下、ネタバレあり。

 第2話では、白熊たちダイロクメンバーに対する生花店や、ホテル関係者の行動が物議を醸している。

 問題となっているのは、生花店いじめで苦しむ『フラワーショップ石田』の七瀬(野村麻純)。雲海の策略により、夫が殺人未遂の容疑者で捕まった七瀬を勇気づけようと店を訪れた白熊は、店頭に違法植物があることを発見。白熊は「知らずに販売したなら罪にはなりません」とすぐに警察に連絡するよう伝えた。

 しかし後日、何者かの通報により、違法植物がバックヤードから見つかったことが発覚。その際、七瀬は「自首するつもりでしたが、公正取引委員会の白熊さんという方にこっそり処分すればバレないって言われて」と虚偽の説明を行い、白熊は警察から話を聞かれることになるという展開が描かれた。

 「これはもちろん、七瀬を取り込んだ雲海が仕組んだこと。さらに終盤には、ダイロク側についてくれたはずのホテル長・長澤俊哉(濱津隆之)が『カルテルの資料の保管場所が分かった』と言い、白熊と小勝負を倉庫に案内。しかし、それも雲海の策略で二人は倉庫に閉じ込められるという展開になりました。

七瀬と長澤はそれぞれ雲海の命令で悪事を働いたことになります」(ドラマライター)

 この展開に、ネットからは「はあ?なんで雲海の言うことばっか聞くの?」「逆らえない人の命令聞くために他人がどんどん悪さするの不自然すぎる」「すぐ捕まるだろうに」「身を守るためだったら自分が罪に問われるのは構わないの?」「罪犯すのに葛藤はないのか」といったツッコミが集まっている。

 「しかし、第2話では七瀬の虚偽の説明がそれ以上追及されることはなかった上、長澤がなぜ犯罪というリスクを背負ってまで二人を監禁したかは次週に持ち越し。中途半端かつ全く共感のできない登場人物たちの行動に、視聴者は呆れ気味でした」(同)

 第2話で大きく視聴率を落とした本作。『ホテル天沢』編はいつまで続くのだろうか――。

参照元:https://dailynewsonline.jp/