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「鎌倉殿」亀&政子の男前なやりとりに「格好いい」と絶賛の声

 江口のりこ(左)と小池栄子

 3日に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源頼朝大泉洋)の愛妾・亀(江口のりこ)の評価が爆上がりした。前週の第12回「亀の前事件」では正妻・北条政子小池栄子)の怒りに触れ、「後妻打ち」として亀の家が焼き打ちにあっていた。

 3日の第13回「幼なじみの絆」では、亀と政子の“直接対決”が描かれた。頼朝は性懲りもなく亀の元を訪れたが、そこには先客として政子が。頼朝はスゴスゴと退散した。

 政子と2人きりになった亀は「手を引きます」と宣言した。続けて

「黒髪の乱れもしらずうち臥せば まづかきやりし 人ぞ恋しき」

と歌を詠んだ。和泉式部の歌であることを告げた亀は、政子の教養のなさを指摘した。

 さらに政子を「伊豆の小さな豪族の家で育ったいき遅れ」とバッサリ。頼朝の正妻「御台所」として丁重に扱われるようになり「勘違い」しているといさめた。

 顔をこわばらせる政子に亀は「よく考えなさい!足りないものがあったらそれを補う」と正妻としての心構えを伝授。最後は「御台所と言われて恥ずかしくない女になりなさい。憧れの的なんだから、坂東中の女の。そんな風に考えたことあった?」とサラリ。「考えたことありませんでした」と丁寧な言葉でしおらしく答える政子を見ながら、わずかにほほ笑んで「では、よろしくお頼み申します」と頭を下げた。政子は「差し当たって、何を読めばいいでしょうか」と素直に教えを求めた。

 政子にけんかをふっかけているように見せかけて、サラッと助言する亀の姿に視聴者は感激。ネットでは「亀、教養ある…!」「亀ー!いきなりここで株上げないでー!ストップ高ー!」「身を引くときに格好いい台詞言いますね亀…そこで素直に教えを請える政子もいいな…。」と称賛の声があふれた。一方で、亀と政子の圧に退散しながら、その後に八重(新垣結衣)の元を訪れた頼朝は「女達に比べて、鎌倉殿。あんたってやつぁ最低だな」と酷評されていた。

 

参照元:https://www.daily.co.jp/