NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は1日に第17回「助命と宿命」が放送された。源義経(菅田将暉)の平家討伐中、鎌倉で起こった源頼朝(大泉洋)による同族への容赦ない粛清が描かれた。
序盤で頼朝は、同じ源氏を標的にし、鎌倉方が討った木曽義仲(青木崇高)の嫡男義高(市川染五郎)、源氏の棟梁を狙う武田信義(八嶋智人)と嫡男・一条忠頼(前原滉)の粛清を命じ、次々に誅殺が起こる恐怖の連続だった。
頼朝から非情な命令を受けた北条義時(小栗旬)は抵抗するが、父時政(坂東彌十郎)からは愛嬌が消え、「試しておられる。お前を、いや北条を」と覚悟を求めた。
終盤では全て頼朝の命に従い、理不尽な粛清にも応じた義時から好青年だった顔が消え、不気味なBGMが流れるシーンも。姉北条政子(小池栄子)に「我らはもう、かつての我らではないのです」と告げた。
ネット上は「北条闇落ち始まるのか」「北条一族が闇落ちしていく様は辛い」「北条もダークサイドに堕ちていく」と震える投稿が相次いだ。
ラストは義時が生まれた子を抱いて「父を許してくれ」とつぶやいた。子供は将来の希望に。「まるでスター・ウォーズ」との投稿もみられる。