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『水曜日のダウンタウン』の「30-1グランプリ」に視聴者から賛否続出のワケ

『水曜日のダウンタウン』TBS公式サイトより
水曜日のダウンタウン』TBS公式サイトより

 3月24日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で開催された、「30-1グランプリ」に賛否両論が集まっている。

「30秒以内のネタで勝負」「どんなジャンルのネタでもOK」という新しいお笑い賞レース。審査員にはお笑いコンビ・ダウンタウン松本人志(57)ほか、有名芸人が集まるということで、初回にも関わらずエントリー総数は656組と多数の芸人の応募が殺到することに。予選審査の結果、本選出場は40組にまで絞られた。

 本選は5つのブロックのトーナメント制で、各ブロックで一番面白かった芸人を審査員が選び、もっとも票が集まった芸人が決勝に進出するというシステム。すでに人気芸人である、チョコレートプラネットやロバートなども出場する厳しい戦いとなった。

 そんな中、見事優勝を勝ち取ったのは、お笑いコンビ・ニッポンの社長。30秒にネタを詰め込むのではなく、30秒という時間を利用したネタが評価され、審査員5人中、松本を含む3人からの票が入り、第1回チャンピオンとなった。

「ネタ時間が短いため40組という多くの芸人のネタを見ることができ、さらに『水曜日のダウンタウン』という人気番組で放送されるという点、またいままでにない賞レースということから多くの注目が集まっていた本企画。蓋を開けてみれば優勝したのは誰も文句なしのネクストブレイク芸人・ニッポンの社長ということもあり、視聴者からは『R-1とかよりこっちのほうが下手したら価値ある』『観ている方がなんの緊張感もなく、ただただ笑えるし、芸人もただただ楽しんでやってるのが伝わってくる。こんな賞レースがあってもいい…!』『有名芸人と無名芸人が同じ土俵で戦えるってなかなかないよ』という絶賛の声が集まっていました」(芸能ライター)

 とはいえ、一方では疑問の声も出ているという。

「視聴者からもっとも集まったのは『これを水曜日のダウンタウンでやる必要があるのか?』という声。『水曜日のダウンタウン』といえば、そもそも説検証や他番組ではやらないようなトンデモドッキリが魅力の番組。『30-1グランプリ』が面白ったからこそ、わざわざ『水曜日のダウンタウン』だけで放送することを残念がる視聴者も。とはいえ、反響が大きければ企画だけが独立し、別番組になる可能性も。今回は実験的な要素も含んだ放送となったようです」(同)

 放送時間も1時間と短く楽しめる「30-1グランプリ」。果たして今後も続いていくのだろうか。