東大から初の力士となった須山(木瀬)が序ノ口デビューを白星で飾った。
低い立ち合いから突いて出ると、攻め手を休めずに沢勇を突き倒し。「よかったと思います。しっかり当たっていこうと思いました」と納得顔で振り返った。
夏場所は前相撲で3連勝。今場所から番付に名前が載り「番付とか大相撲アプリで自分の名前を見た時は『力士になったんだな』と思いました」と、力士としての実感も深まってきた。
体作りに励む日々。「体重を増やせるように、一生懸命食べようとしてきた」との言葉通り、4月の新弟子検査時の104キロから8キロ増の112キロになった。場所のない月は週1回、大学に通う。名古屋場所中も、オンラインの授業を受けるなど“二足のわらじ”も懸命にこなしている。
今場所の目標は「優勝で。もちろん」とキッパリ。「自信とかじゃなく、とにかくやるだけ」と力を込めた。