女優の原菜乃華（１８）が、新海誠監督の最新映画「すずめの戸締まり」（１１月１１日公開）のヒロイン・すずめ役の声優を務めることが４日、分かった。１７００人を超えるオーディションを勝ち抜き、抜てきされた。
１６年の「君の名は。」では上白石萌音（２４）、１９年の「天気の子」では森七菜（２０）がヒロインを担当。演技派の若手女優を演出し、ヒットに導いてきた新海監督がすべての参加者の声を聴き、アニメ声優初挑戦の原に白羽の矢を立てた。
九州の田舎町に住む高校生のすずめが、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めながら成長していく姿を描く。最終選考と称して、サプライズで原に起用を伝えた新海監督は「感情と声の距離が、誰よりも近い。それが原菜乃華さんの稀有な才能だと思います」と説明。
号泣しながら大役を受け取った原は「いまもまだ夢なんじゃないかと気持ちが落ち着きません。何かものすごいことが動き始めたような感覚に、今は目の前がキラキラ輝いています」と興奮を隠せないでいる。
◆原菜乃華（はら・なのか）２００３年８月２６日生まれ。東京都出身。１６～１７年まで「おはスタ」のおはガールを担当した。２１年１０月から２クール連続で放送されたドラマ「真犯人フラグ」で主人公一家の長女を好演。２２年４月クールのドラマ「ナンバＭＧ５」では、主人公の妹を演じて、注目を集めた。
ヒロイン声優に抜てきされた原菜乃華
原菜乃華 ヒロイン声優に大抜擢 １７００人超のオーディション勝ち抜き「夢なんじゃ」
