宝塚歌劇団は4日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演中の宙組スター桜木みなと主演「カルト・ワイン」の公演関係者から、新型コロナウイルスの陽性が確認されたため、5日~7日千秋楽までの公演を中止すると発表した。
歌劇団では感染予防対策の一環として公演関係者全員の検温や体調確認を毎日実施。さらに定期的なPCR検査を自主的に実施している。チケットは完売しており、歌劇団では「ご観劇を心待ちにしておられたお客様には大変申し訳なく、深くお詫び申し上げます」とした。
同公演は東京建物 Brillia HALLで6月17日~26日まで上演。ドラマシティで2日に開幕したばかりだった。最後となった4日のソワレ公演のカーテンコールで、桜木が「千秋楽までよろしくお願いします」とあいさつ。その直後、中止となってしまった。
桜木は2020年に「壮麗帝」で初の東上を果たすはずだったが、コロナ禍のために東京公演は中止に。今回は、東上後のお膝元公演がコロナ禍に見舞われた。
「カルト・ワイン」は小粋なクライム映画のような佳作。桜木の新たな魅力が発揮されていた。