今年の4月より、ダウンタウンの松本人志が『ワイドナショー』(フジテレビ系)へ隔週出演となった。世間のニュース、お笑い界の出来事などに「ダウンタウンの松本が何を言うのか」「彼がどんなことを考えているのか」が聞けるプレミアム感ある番組なだけに、大きな痛手となったのは間違いないだろう。
同番組は2013年10月より続く長寿番組。当初は深夜で放送されていたが、2014年4月から日曜の午前放送となって、1週間のニュースを総ざらい。事件、政治、スポーツ、お笑いの賞レースなどジャンルを問わず取り扱っている。
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「なぜ、松本が隔週出演となったのか。ここ最近、松本が番組中に『数年で辞める』などと発言していたことがあり、折衷案で隔週出演になったのではないかという声がありますが、やはり、ネットニュースなどで自身の発言が曲がって伝わり、勘違いしたユーザーから誹謗中傷が来て疲弊している面は大きかったようです。隔週出演を発表した回でも『ちょっと解放された気持ちは正直ありますよ』と語っていましたね。でも、一番大きいのは、スケジュールのこと。『ワイドナショー』は金曜または土曜に収録しているのですが、金曜の隔週は主に関西で放送されている『探偵!ナイトスクープ』(ABC)の収録があるようなので、その兼ね合いが大きいのだと思われます。松本も今年で59歳ですから、体力面のことを考えてのことでしょう」(芸能ライター)
では、視聴者は松本のいない『ワイドナショー』について、どんなことを思っているのだろうか。Twitterでは「やはり松本がいないとピリッとしない」「ワイドナショー松本が隔週でいない時マジでつまらん」「松本さんいない回は演者がただ当たり障りないこと言って終わる微妙な番組にしかならないから、毎週でいいんじゃ?」「別につまらない訳ではないけど、正直 ワイドナショー感は薄い」との声が。彼が戻ってきた放送回では「松本さんいると締まるなー」「特別感が出る」「松本さんがスタジオにいると話が膨らむね。これがワイドナショーなんだな」と歓迎のコメントがある。
松本も番組が危機になれば戻って来ると言っているが、彼の代わりになるような具体的な施策を立てないと、寿命が縮まるのは必至。10周年を前に、新しい展開・企画の発案や、松本のようなマンパワーがあるタレントをブッキングするなど、具体的な取り組みが迫られている。