俳優・井之脇海(26)が4日、東京・PARCO劇場で行われた主演舞台「エレファント・ソング」(同所で22日まで)の初日上演前取材会に寺脇康文らと出席した。
同作は2002年にカナダの作家のニコラス・ビヨンによって書かれた心理スリラー。世界中で上演され、14年には映画化。突然失踪したローレンス医師の所在を知るために、病院長・グリーンバーグと患者のマイケルとの間で心理戦が繰り広げられ、緊張感あふれる会話劇が展開する。
舞台初主演となる井之脇は「本当に芝居というものに向き合えて。成長の過程において必要な作品になる。全力でぶつかっていきたいと思って稽古をしてきた」とし、初日を迎えたことに「うれしく思っています。今はワクワクが大きい」と高揚感を示した。
舞台への出演自体も3年ぶり。「(映像作品とは)違う楽しさがある。芝居を追求していく手応えはあって勉強になりました。今後もチャンスがあるならじっくりお芝居に向き合っていきたい」と舞台の魅力を熱弁。そんな井之脇の姿に、寺脇は「感性が素晴らしくて、僕も新鮮に向き合えた。素晴らしい座長だと思っています」と称賛していた。
愛知公演は25日に刈谷市総合文化センター アイリス大ホールで、大阪公演は28日にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開かれる。