『M-1グランプリ2021』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が19日に放送。錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)が優勝を果たした。
キンコン梶原だけじゃない、上沼恵美子に怒られた芸人たち、許される境目は?
審査員は、上沼恵美子、オール巨人、立川志らく、ダウンタウン・松本人志、ナイツ・塙宣之、中川家・礼二、サンドウィッチマン・富澤たけしと4年連続で同じ顔ぶれ。この間にも幾度となく、「審査員を卒業する(卒業したい)」といった旨の発言をする審査員がおり、その去就が注目されていた。
そんな中で、一足早く卒業を発表したのがオール巨人。20日に更新された自身の公式ブログ『オール巨人の一笑懸命・フルスイング』にて、「あの~ね、書いてもええのかな 番組が始まる前に、前室で 上沼さんと、来年はどうされるんですか、僕はもう来ないつもりです、ほんま!私 巨人さんが出はるって聞いて今年も 来たんよ!え、僕も上沼さんが来はるって聞いて(笑) 二人で約束しました!今年で卒業することを!」と記した。また、上沼も同日生放送された『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)にて、引退を示唆。「本当にいい経験をさせてもらった」としている。
「基本的に審査員は叩かれがちですが、今回の錦鯉の優勝は、観客のウケの量からしても文句なし。審査に対するクレームや炎上などはなかったようです。しかし、それでも辛いものがあるのでしょう。2人が早速、卒業を発表しました。若手芸人の人生を左右しますし、視聴者と少しでも意見が違えば炎上してしまう……。ネタ後に求められるコメントも、発言の行間を読まずに叩いてくる人もいるので、どうしたって心労が重なるようです」(芸能ライター)
芸人たちの反応は表立ってないようだが、SNSでは「えみちゃんも巨人師匠も今回で審査員卒業らしい…嫌だ」「来年以降のファイナリストにとってはかなりの痛手」「寂しくなります!」と惜しむコメントが。一方で歓迎の声もあり、「巨人師匠とえみちゃん今年で審査員卒業か良いタイミングだと思います」、「その方がええ。今の時代に合わさないと」とあった。「厳しい採点をする審査員としてのイメージが強い上沼。2016年大会では、カミナリに81点をつけることもありました。しかし、2018年大会後のとろサーモン・久保田かずのぶらの暴言騒動以降、2019年には審査員卒業を示唆。松本の説得もあって継続したものの、その後変化があったのです。採点やコメントが比較的優しくなり、最低でも90点以上と甘い採点をするようになりました。今回はランジャタイに88点、真空ジェシカに89点をつけていたのですが、もしかすると、卒業を決めたことで、自分に正直に採点をしたのかもしれません。彼女も65歳を超えていますし、笑いの視点がズレていると判断しての卒業なのでしょう」(同上)
審査員が卒業することで、大会自体の格が下がらないか心配だ。