女優・吉高由里子主演のTBSドラマ「最愛」の今後考察がネット上で白熱する中、12日の第5話で放送された15年前の事件現場のシーンで、「左利きの人物」がいるとの指摘があり、まさかの人物が事件に関与している可能性があるとして、盛り上がりをみせている。
15年前の事件に関して、白山大学陸上部寮内で大学院生・渡辺に暴行されそうになった主人公梨央(吉高)を、小学生だった弟・優(子役柊木陽太)が助けようとし、もみあう中で渡辺を鉄杭で刺してしまった-場面までが映像提示されていた。
第5話では、事件直後に亡くなった父で寮夫の達雄(光石研)が残した告白動画が発見され、達雄はすべては自分1人の犯行で、渡辺を山の中に埋めたと語っていた。
新たに映像提示されたシーンでは、寮に帰ってきた父・達雄が事件現場を見て、優を抱き締めて叫び声をあげている背後に、人影がうつっており、少なくとももう一人、現場に別の人物がいたのではないかとの考察指摘があがっている。
さらに、その後。寮に鍵をかけ、渡辺を山に埋めにいくシーンで、南京錠を施錠している手の大写しが「左利き」との指摘もあがり、達雄を手伝った「左利き」の人物がいたのではないかと、考察が白熱している。
これまでドラマでは、登場人物が食事するシーンが多く描かれている。
陸上部寮が「牛丼デー」で沸くシーンなどで、父・達夫はトングを右手で握って配膳している。考察で怪しまれている陸上部員で現富山県警刑事・藤井(岡山天音)も右利き。なお幼少時の優も右で箸を持っている。
ほかの食事場面でも、真田家の弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)や、渡辺の被害にあっていた陸上部女子マネジャー・青木(水崎綾女)も右利きだった。
一方で左利きは、主人公・梨央と、恋仲だった陸上部員で現警視庁刑事・宮崎大輝(松下洸平)。梨央は被害者で、宮崎は15年前の事件の夜は、昼間に姉の結婚式に出るために東京へと出発していたが…。
考察では父が戻る前、小学生の優が刺した後に、とどめをさした人物がいるのではないかとみる向きもある。