今からおよそ1年前の2020年10月8日、日本テレビ系で大規模な放送事故が発生した。
珍しいハプニングが起こったのは『秘密のケンミンSHOW極』と『ダウンタウンDX』の間の21時55分から放送される『まもなくダウンタウンDX』というミニ番組だった。
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21時55分ちょうど、突然「NETWORK」の文字に、鳥を模した緑色のロゴ、CGで作られた水面のような水色の画面が「ピー」という「ビープ音」と共に放送された。
この「NETWORK」の文字は1分間流れ、その後は海底や砂浜の映像がピアノの音と共に1分半ほど流れた。「事故」は2分半続き、CMを挟んだ後予定通り『ダウンタウンDX』が始まったが『まもなくダウンタウンDX』まるまる放送が飛んでしまった。
『ケンミンSHOW』『ダウンタウンDX』は、常に10%以上の視聴率を誇る日本テレビを代表する番組。この事故を目撃した視聴者は多かった。TwitterなどのSNSでは「日本テレビで放送事故発生!」と大騒ぎになり、「放送事故」が一時トレンド入りするなどした。
番組がまるまる放送できず、ビープ音と「フィラー映像」が流れるこのような大規模な事故は長いこと発生していなかった。物珍しさもあり、あえて日本テレビ系にチャンネルを合わせた人も多かったようだ。
なお、この放送事故については翌9日に読売テレビ側が「データ入力に関する人為的なミスが原因」と公式発表した。関東圏のみでの事故だった模様だ。
『ケンミンSHOW』と『ダウンタウンDX』は共に読売テレビ制作。読売テレビが本来、日本テレビに送る映像に不備があり、事故が発生してしまったのではとされている。
目撃者が非常に多く、「大規模放送事故」の代表として扱われることも多いようだ。