7月28日に行われた、東京五輪・卓球女子シングルスの準々決勝で、伊藤美誠選手が妨害行為を受けて波紋を呼んだ。なんでも、テレビクルーのカメラのライトが眩しかったようで、伊藤選手は審判にそれを訴えていたのだ。もし故意の行為ならば、これは大問題。ネット上では、日本人選手にメダルを取らせたくないという〝反日的〟な勢力が会場にいたのでは?と陰謀論が巻き起こっている。
そんな騒動が冷めやらぬ中、今度はゴルフ男子の競技中に〝反日行為〟が行われ、バッチリとその様子が中継されていた。
それは8月1日、ゴルフ男子の最終日の出来事であった。日本の松山英樹選手が2位タイにつけ、1位選手に迫ろうとしていた8番ホール。松山選手がドライバーを打つ直前の静寂の中、大きく「ガー! ガー!」と、カラスの鳴き声が響き渡ったのだ。
カラスは実は反日だった!?これにより、心を乱された松山選手はたまらず仕切り直し、いったんポジションを外して呼吸を整える。そして再び集中して打つ直前になった時、またしても「ガー! ガー!」とまるでタイミングを計ったかのようにカラスが大きな声で鳴きだしたのだ。
松山選手はそのまま打ったのだが、ドライバーから放たれた球はフェアウェイから大きくそれてしまった。ここから松山選手は調子を崩し、バーディーを取りたいこのホールでまさかのボギー。金メダル獲得チャンスから一気に遠のき、そのまま最後まで調子が上がらず、3位タイでフィニッシュ。プレーオフでも敗退してメダル獲得とはならなかった。
中継を見ていた誰もが、「カラスさえいなければ…!」と思った今大会。ネット上では
《まじでこの反日カラスのせいやろ。このパー5のホールでボギー叩いたのほんま痛すぎた》
《反日思想なカラスやなあ がんばれ松山》
《あのカラスは反日っすわ》
《反日鳥だね》
《これは反日カラス》
《おいおい反日カラスか?》といった声があがっている。
普段から邪魔者・不吉なモノ扱いされているカラスだけに、反日思想が高まっていたのかもしれない。