タレントの中居正広が7月11日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)にゲスト出演し、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志やMCの東野幸治からかつての口パク疑惑をイジられるひと幕があった。
この日の放送では、今夏に開催を予定していた野外音楽祭「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の突然の中止発表について取り上げ、開催地である茨城県の医師会などから中止の要請を受けていた経緯に関しても説明。SMAP時代にはライブを開催するたびに客席を熱狂的なファンで埋めていた中居だが、今回の中止については「色々なアーティストの方が集まって、万が一、クラスターになった時、アーティストの方がどう責任取るのか」と言及し、「最悪の場合を考えると、致し方ない気がする」と語った。
歌手として、フェス中止に対する複雑な胸中を述べた中居だったが、松本からは「ミュージシャン側もやっぱり声を張って。中居くんなんかも声出して歌うわけじゃないですか?」と笑いながら“歌声”に関するイジりを受けるハメに。
すぐに中居は「なんですか? フェスと僕の歌声がどうリンクするんですか?」と静かにツッコミ。すると、ここに東野も加わり、「中居さんの歌声と飛沫」「客前で歌うわけでしょ?」との悪ノリを見せ、再び中居が「それ今話さなくても全然皆さん知ってますから」と牽制したが、東野は続けて「噂によると中居さんは“飛沫感染しない奇跡のシンガー”」と長くささやかれていた口パク疑惑を持ち出した。
「噂ですよね?」と問いただす中居に、松本と東野は口をそろえて「噂レベルです」と返答。最後に中居は「僕、今年で30周年ですからね、歌手」と改めて自身がベテラン歌手であることをアピールした。
「元SMAPリーダーによる口パクの噂をネタにし、悪ノリを見せた松本と東野。また、東野に至っては『飛沫感染しない奇跡のシンガー』という、褒めているのか貶しているのかわからない謎のネーミングを付し、ネットからは『爆笑しました笑笑』『東野さん、ナイス! 飛沫が飛ばない奇跡のシンガー、爆笑』『こうしてコロナの悲惨すぎる話題であっても笑いに変えられる芸人のパワーって凄いなって思う。
ちょこっとだけ元気もらえた』『中居くんも大御所になって、直接本人に歌ヘタを弄れる貴重な2人』などと面白がる反応が寄せられています。なお、中居は今年3月6日放送の『ダンスな会』(テレビ朝日系)に出演した際、ダンスと歌を同時に進めることの難しさを説くと、『ちょっと皆さんに言わないといけないことがあるんです』と切り出し、『確かに僕、踊ってましたけど、実は歌ってませんでした』とSMAP時代の口パクを告白。共演した劇団ひとりからは『有名な話ですから。マイクに電池が入っていないとか知ってるんで』と突っ込まれていました」(テレビ誌ライター)
もはや本人も認める既成事実ではあるものの、あくまで「噂」だと改めて念を押した中居。噂か真実かを確かめるためにも、再びステージ上でマイクを握る中居の勇姿を見たいものだが、果たして。