元SMAPで俳優の草なぎ剛が6月30日、都内で開催された「第47回放送文化基金賞」贈呈式に出席した。
各スポーツ紙などによると、優れたテレビ番組やラジオ番組、個人、グループに贈られる同賞。草なぎは主演し今年3月に放送されたNHK宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」で演技賞を受賞。また、ドラマも最優秀賞を受賞したという。
トロフィーを手にした草なぎは「ありがとうございます。素晴らしい賞を頂きました」とあいさつ。ドラマについて「僕は何もしていない」と謙遜し、「(スタッフが)厳しい目で現場にいたので、早くホテルに帰りたいなと思ってやっただけ」と笑顔で振り返った。
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昨年の暮れに東日本大震災の被災地で撮影し、「地元の人がたくさん炊き出しをしてくれて、栄養を付けて寒い撮影を乗り切れた」と感謝したという。
草なぎといえば、昨年公開された、難役であるトランスジェンダーの主人公を演じた映画「ミッドナイトスワン」が評価され、「第44回日本アカデミー賞」にて自身初となる最優秀主演男優賞を獲得。また、同作は最優秀作品賞を受賞した。
「昔から彼の舞台を見ていてもともと、演技力には定評があったが、ここに来てさらに引き出しが増え、幅が広がった。年齢を重ね、さらなる可能性を感じさせている希有な俳優の1人」(演劇担当記者)
放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で演じている徳川慶喜役も話題になっているが、今後、注目されるのが民放キー局のドラマ復帰のタイミングだ。
「各局、古巣のジャニーズ事務所への忖度で起用していないが、ここまで次々と賞を獲得しているとなれば、その存在を無視できないだろう。おそらく、SMAP時代からよく起用していた、関西テレビ制作のフジテレビ系ドラマがそろそろオファーを出すのでは」(芸能記者)
直近の民放キー局のドラマは、17年1月期のフジテレビ系「嘘の戦争」。ファンは民放キー局への登場を待ち望んでいるはずだ。