お笑いコンビ『ハライチ』岩井勇気のツイートがネット上で炎上している。
騒ぎになっているのは、岩井が3月16日に《迫力あって作画が綺麗で感動的でわかり易くて最悪だった。もう二度と自分から観ることはないだろう。さよなら》と、作品名こそ明かさなかったものの、厳しい言葉を発したツイートだ。さらに岩井は、《皆さんどうぞ昨今のアニメブームに乗っかって絶賛なさってください。自分はもう搭乗しません》とつづった。
ネット上では〝搭乗〟と記されていたことから、8日に公開された映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』についての感想だという指摘が殺到。これに対し、ファンからは
《これってエヴァのことですよね。批判するなら正々堂々と作品名を明かせばいいじゃないですか?》
《批判を恐れてタイトル言わずに批判してるんだろうか。逆張りほんときしょい》
《感想は人それぞれだからいいけど、なんでわざわざ楽しみにしていたファンの期待を裏切るようなツイートをするんだろうね》
《誰もが思ってて、あえて言わないでいたのに、わざわざ口にするのはダサすぎる》
《岩井さんが思う最悪じゃない形をぜひ教えてください。どういう作品だったら納得されたのでしょうか?》などと非難の声が殺到している。
エヴァ好きな『ハライチ』岩井だからこその批判?しかし一方で、
《アニメというかアニメーション好きの岩井さんならではの感想だね》
《『エヴァ』絶賛コメントが多いなかで、自分が取り残されたような気持ちになっていましたので、岩井さんのコメントで救われたような気持ちです》
《こうやって皆が納得出来る出来ないと、あぁでもないこぉでもないって言い合えるのが、そもそもこの映画っぽいと思う》
《先日視聴した後、自分の中でずっとモヤモヤしてたんですが、それを言語化してくれたようなツイートに、やっと気持ちの落とし所をみつけられたような気がします》などといった意見も見られる。
「岩井は『エヴァンゲリオン』シリーズの大ファンであることを公言しており、現在公開されている劇場版にもかなり期待していたようです。
『映画ナタリー』のインタビューでは、《祭り囃子が聞こえるからお祭りに行く、みたいなもので観に行くことはもう確定しているんですよ。だから逆に「早く観たい!」と思わないようにしています》と回答。さらにエヴァシリーズを観ていない人に対して、《エヴァンゲリオンに乗れる素質がある人とない人がいるように、もしこの作品に適性があればどっぷりハマれると思います。「もしかしたらあなたにも適性があるかもしれないので、この機会に観てみては?」かな。「エヴァ」にハマった人の熱中度合いって本当にすごいので。ハマれるようであればめちゃくちゃ楽しいから、挑戦してほしいですね》と猛プッシュしていました。思い入れが強かっただけに、ファンは裏切られたという気持ちが先行してしまったのかも知れません」(映画ライター)
岩井はフォロワーからの《岩井さんまで自分が好まないからと人の好きを否定するのか…》というツイートに、《あのね、何かを肯定することも誰かにとっての否定なんだよ。自分の意見を言う時に何かを否定することを恐れる奴の結論は沈黙しかないの》と反論している。
周囲の意見に左右されず、自分の心の呟きをアウトプットした岩井。決して間違ったことではないが、熱心な『エヴァンゲリオン』ファンにとっては、重箱の隅をつつかれた思いだったのだろう。