ドジャースの大谷翔平投手が22日(日本時間23日)、本拠地でのエンゼルス戦に「1番DH」で先発出場。第2打席で3戦連発となる23号2ランを放つなど4打数1安打2打点だった。打率は.321となり、本塁打と打率のナ・リーグ2冠は維持した。試合は7-2でドジャースが快勝した。
初回先頭の第1打席は右直に倒れた大谷。しかし、3回無死一塁で迎えた第2打席、豪快な1発を叩き込んだ。エンゼルス先発右腕ザック・プリーサック投手の真ん中スライダーを完璧に捉え、右中間スタンドへ運んだ。
今季23号2ランは打球速度115.5マイル(約186キロ)、角度24度、飛距離459フィート(約140メートル)を記録した特大弾。ここ7試合で6発と量産態勢に入った。
試合後、デーブ・ロバーツ監督は3戦連発の大谷について「現在の調子からすると、彼はヒッティングゾーンにボールが入って来たら、力強く打ち返すことができる」と話し、目を細めた。続けて「とても心地良く打席に入っていると思う。健康面での自己管理もうまくやっている。打率、本塁打、打点でリーグトップを争っているが、これはかなり特別なこと。スペシャルな数週間を過ごしており、彼以上の選手はいない」と手放しで称えた。
一方、被弾したプリーサックは「あまりにも真ん中に投げ過ぎた。彼は良いスイングをした。最近は本当にボールがよく見えているようだ。ここ1週間ほどはOPSが2.000近い(7試合で1.847)選手に対して、もう少し慎重に投げるべきだった」と悔やんだ。
大谷は試合後、テレビ局のインタビューに応じ、飛距離459フィートという特大弾について問われると「打球速度的には素晴らしい打球だった。いい角度で、いい眺めだった」と振り返った。