◇10日(日本時間11日)大リーグ エンゼルス2―6マリナーズ(アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平選手がマリナーズ戦に「2番・DH」で出場。リーグトップにあと1本と迫る2試合連続の18号本塁打を放った。3回2死一塁で右翼席へ1点差に迫る一撃。登板翌日の本塁打はこれが3本目で、安打も7試合連続となった。ただチームは2―6で敗れ、連勝は5で止まった。
マリナーズの先発は今月にメジャーデビューした23歳の新人右腕ウー。初登板のレンジャーズ戦は2回6失点だったが、この日は力のあるストレートで序盤、エンゼルス打線を抑え込んだ。大谷も1回は中飛に打ち取られたが、3回の2打席目は低めのスライダーを攻略した。
ただ3点を追う5回の3打席目は球場が騒然となる事態となった。2死二、三塁で投手は左腕スパイアーに交代。大谷はフルカウントから外角へのスライダーを自信持って見送ったが判定はストライクで見逃し三振。納得がいかない大谷は、審判を右手で制し、さらにベンチに戻りながら「ノー」「ノー」と不満の声をあげた。
大谷以上に納得がいかなかったのはネビン監督。球審に猛抗議。退場処分となっても怒りは収まらず、ボールが通ったと指摘するベース付近の土をぶちまけた。ネビン監督の退場は今季3度目。
大谷は8回の打席は空振り三振で、この日は4打数1安打2打点2三振だった。なおリーグトップは19本塁打で、そのジャッジ(ヤンキース)は負傷者リスト入りしている。(写真はAP)