エンゼルスの大谷翔平選手は「3番・DH」で先発出場。1回は死球だった。無死一塁に四球のトラウトを置いた初球、先発右腕コーペックの速球は大谷の右ふくらはぎを直撃した。大谷は大きな声をあげ、苦痛に顔をゆがめながら打席周辺を走り回り、痛みに耐えた。当たる直前に腰を引かなければ左膝に当たっていた可能性が高い。
前日は13打席ぶりに安打を放ったが本調子にはほど遠く、チームも3連敗。気を引き締めて乗り込んだシカゴだったが、いきなり痛い思いをすることになった。
それでもドゥルーリーが2死からレフトへ3ラン本塁打でエンゼルスは3点先取。大谷にとっては痛む足を無理することなく生還したのは幸いだった。さらにサイスも2者連続本塁打。エンゼルスが1回に4点をあげた。患部は特に問題がなかったようでベンチに返った大谷はデータをチェックしていた。(写真はAP)