漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2022』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が12月18日に生放送され、井口浩之(39)と河本太(38)によるお笑いコンビ・ウエストランドが史上最多7261組の頂点に立ち、第18代M-1王者に輝いた。
人生、変えてくれ。
🏆M-1グランプリ2022王者🏆#ウエストランド 👏
🔻ネタ動画公開中!https://t.co/ytb7K4MaVM#M1 #M1グランプリ pic.twitter.com/PJwJBQLjN2 — M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) December 19, 2022※画像は『M-1グランプリ』の公式ツイッター『@M1GRANDPRIX』より
一夜明けた12月19日、2人は早朝から各局の生放送番組をハシゴ。
『めざましテレビ』(フジテレビ系)、『ラヴィット!』(TBS系)、『おとなりさん』(文化放送)、『ノンストップ』(フジテレビ系)、『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)への出演と、さっそく人生が変わるような目覚ましい活躍をしている。
「テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率も13.2%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と驚異的な高視聴率を記録しています。あらためて『M-1』の影響力の凄まじさを示しました。
ただ、その裏で放送されていたTBSの『報道の日2022』は、コア1.3%と、さんざんな結果に終わってしまってしまいました」(制作会社関係者)
■『報道の日』に“オワコンMC”が総出演!?
12月18日14時から9時間にわたって放送された『報道の日』は、14時からの第1部、18時30分からの第2部で構成され、第1部では「“クライシス”新時代~戦争×政治×暮らし」と題し、「ウクライナ軍事侵攻」、「安倍元総理銃撃事件」、それに続く「旧統一教会問題」などを特集。
第2部では「今夜解禁!極秘メモが語るスクープの真相」と題し、JNN系列28局の記者やニュースの当事者から集めた取材中の極秘メモやアーカイブ映像をもとに、実際の映像がない“ニュースの空白”を再現ドラマ化して、ドキュメンタリードラマとして伝えた。
第1部では関口宏(79)、小川彩佳(37)、国山ハセンアナウンサー(31)が司会を務め、ゲストには恵俊彰(57)らが出演。第2部では井上貴博アナ(38)、ホラン千秋(34)が司会を、ゲストには古坂大魔王(49)、山口もえ(45)らが出演した。
「超強力な『M-1』の裏ですから数字が取れないのは仕方がないといえば仕方がありません。
ただ、正直言って第1部のメインは、今、“オワコン”と厳しい指摘がされてしまっている人ばかりでしたよね……」(前同)
■炎上発言連発に「やっぱズレてるよなぁ」
関口は、司会を務める日曜朝の情報番組『サンデーモーニング』(TBS系)での発言が、毎週のように炎上している。
1月16日の番組では、発令中の津波警報と注意報を画面上に表示した日本地図に苦言を呈して炎上を招いてしまった。
トンガ沖で海底火山が噴火した影響で、奄美群島、トカラ列島、岩手県に津波警報、太平洋岸の各地で津波注意報が発令。放送中には、発令中の地域を示した日本地図が画面上に表示されていた。
これに関口は「画面がどうしても、津波の警報を出すために日本地図をあそこへ出さなきゃならないんでしょうか。ちょっとこれは見にくいかも知れませんが……。今日はちょっとお許しください」とコメント。
視聴者からは「今までの震災で津波の被害にあった人たちに失礼だ。TBSも視聴率いいからと守らず、打ち切りするべき」「やっぱズレてるよなぁ」「さっさと三行半を突きつけて辞めさせりゃ良いのに」といった声が上がった。
■「引退すべきだし番組から下ろすべき」の声も
5月15日の番組では、アメリカのNBAで活躍している八村塁選手(24)の話題で、プレーオフ期間で試合がないにもかかわらず「最近あんまり聞かないね。今、あんまり活躍してないのかな?」とコメント。
これにレギュラーコメンテーターの上原浩治氏(47)が「男子は今、プレーオフに入っていましてそれに出場しないことで出てないです」と応じると関口は「調子悪いんだろうね」と反応。視聴者からは「事実すら伝えられないなら隠居すりゃいいのに…」「ザ・老害 自身の情報収集能力の欠如 引退すべきだし番組から下ろすべき」といったコメントが寄せられた。
「先の12月18日の放送でも、同日夜に行なわれるワールドカップ決勝の日程を把握しておらず、何度も確認する場面があり、“情報番組の司会ならそれくらい知っておけよ”といった厳しい声がSNSにも寄せられていましたね。
そして、小川さんがMCを務める『news23』(TBS系)も、視聴率がまったく振るっておらず、たびたび打ち切り説が報じられますよね」(前出の制作会社関係者)
■『news23』の視聴率は『news zero』の半分……
TBSの看板報道番組『news23』だが、世帯視聴率は3~4%ほどを推移。同時間帯の『news zero』(日本テレビ系)は8%前後を取っており、ダブルスコアをつけられてしまっている。
10月4日配信の『東スポWeb』が、『news23』が2023年3月をもって終了する可能性がある、と報じたことも記憶に新しい。記事では、小川の卒業は以前から内定していたものの、番組自体を終了させて、新たな報道番組の開始を検討しているとも伝えていた。
『news23』を巡っては、キャスターを務める国山アナが9月30日の生放送で、年内いっぱいでTBSを退社すること発表するなど“不穏な動き”もあった。
「来年3月までは、首の皮一枚つながったという報道も一部にはありますが、小川さんもこの先どうなっていくかはわかりません。
さらには、恵さんがMCを務める『ひるおび』(TBS系)も、打ち切り話や大リニューアルの話が改編期のたびに挙がります」(前出の制作会社関係者)
■シニア層がメイン視聴者の『ひるおび』
番組は平均世帯視聴率で2020年まで9年連続で同時間帯トップを維持してきたものの、芸能情報やエンタメ情報を取り扱わなかったことも影響したのか、コア視聴率がまったく振るっていないという。
「番組は、恵さんの意向で芸能情報を取り扱わなかったとも言われていますが、視聴者もほとんどがシニア層。そんな番組を以前からTBS上層部も問題視していたといいます。
昨年3月には『ラヴィット!』が、10月には『THE TIME,』が始まり、そちらのテコ入れ、強化が大変で、『ひるおび』の改革は二の次になっていたようですが、ここにきてリニューアルに着手しています」(前同)
『ひるおび』は3月21日の放送回から番組のタイトルロゴ、ジングル、スタジオセットの一部を変更。タイトルロゴの変更は2009年のスタート以来、番組史上初めてとなった。また、それまで『ひるおび!』というタイトルだったが、3月からは『ひるおび』へとリニューアルした。
出演者も2021年春頃から徐々に若返りを図っているようで、トラウデン直美(23)、朝日奈央(28)、中川翔子(37)、トリンドル玲奈(30)といった若い女性を積極的に起用。今年4月からは元AKB48の高橋みなみ(31)も隔週水曜レギュラーに加わった。
「番組内ではSNSでバズったネタやグルメ情報など、エンタメ色も出しつつあります。ただ、13年続く長寿番組ですからマンネリ化も指摘されていますし、恵さんのギャラは1本120万円、年間で3億円とも言われていますからね。TBSだけではなく、とても今の民放でMC1人に払える額ではありません。
加藤浩次さん(53)の『スッキリ』(日本テレビ系)が来年3月で終了しますが、次にクビになるMCの筆頭は恵さんだと言われていますね……」(前出の制作会社関係者)
『報道の日』の第1部には、そんな関口、小川、恵が集結したことになる。
「そこから夜の第2部に番組はつながっていったわけです。もちろん『M-1』の裏で戦えるはずもありませんが、ゴールデンで長時間放送して1.3%というコア視聴率はなかなかキツい。
視聴率どうこう言われるような番組ではなく、放送することに意義がある内容ではあるのでしょうが、テレビ局もビジネスでやってますからね。今回の結果を受けて3人の評価はさらに下がってしまったかもしれませんね……」(前同)
関口、小川、恵の窮地は続いていきそうだ。