フジテレビ系の昼の情報番組「ポップUP!」が年内で打ち切りになることを先ごろ、複数のメディアが報じた。
同番組は、同局の佐野瑞樹、山崎夕貴の両アナウンサーが進行役を務め、曜日ごとに俳優やタレントがMCを務めている。3月まで放送された、タレントの坂上忍がMCの「バイキングMORE」とほぼ同じ3時間の生放送で、4月にスタートしていた。
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記事によると、打ち切りの大きな理由は視聴率の低迷。開始当初は平均世帯視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)は3%台だったが、6月以降は1%台に沈んでいたのだとか。
こうした状況から、局内では早くから打ち切りの話が浮上。さらに6月にチーフプロデューサーにパワハラ疑惑が浮上し番組を外れ、責任者がいなくなったことで打ち切りの流れが加速。後番組については、現番組担当の情報制作局ではなく、バラエティー制作班が担当するという。
「放送当初は生活情報やトークが中心のスタイルでも視聴者が付いてきたが、ロシアのウクライナ侵攻や旧統一教会問題とは無縁の番組が数字を取るのは厳しい。おまけに、同じ路線ではすでに同時間帯の日本テレビ系『ヒルナンデス!』に固定視聴者がいるので、そちらから視聴者が流れるはずがない」(テレビ局関係者)
同番組は曜日MC制を導入し、月曜は俳優の小泉孝太郎、火曜日は三浦翔平、水曜日はお笑いコンビ・おぎやはぎ、木曜日は俳優の高嶋政宏、金曜日はお笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇が担当。
しかし、この人選の〝身体検査〟も甘過ぎたようだ。
「三浦は、暴露系ユーチューバーでNHK党の参院議員のガーシー氏から、ユーチューブの動画で取り巻きたち、そして、ガーシー氏の暴露本で自分のスキャンダルを暴かれた。高嶋は〝昼の顔〟にもかかわらず、ロケで女子アナにセクハラ発言を連発し、揚げ句は公開を控えたSM映画をプロデュースし、週刊誌誌上で性癖をカミングアウト。両者とも打ち切りを前に早々とリストラされてもおかしくない」(芸能記者)
同番組はフジにとっての〝黒歴史〟となりそうだ。