木曜ドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)の第9話が6月16日に放送された。
第9話は深山家に圭一(石橋凌・65)の妹・春菜(キムラ緑子・60)がやってきて、安定期に入った佐都(土屋太鳳・27)が相手をすることになる。一方、美保子(松本若菜・38)は一向に家に戻らない明人(尾上松也・37)に焦燥感を募らせていて――というストーリーが描かれた。
これまでにも作中に突然歌いだしたり、トンデモ演技で佐都をいびったりする松本若菜演じる美保子の演技が話題になってきた本作。その演技は「松本劇場」と名付けられ、視聴者から大きな反響を集めてきたが、今回はそれがさらにパワーアップ。
ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(同)の主題歌『サンサーラ』を松本自身が歌いながら「深山美保子の壮絶半生」の“第二章”を再現VTR風に振り返るという衝撃的なシーンも差し込まれた。
また、その中で、美保子が貧しい暮らしから脱却するため、奨学金でセレブの通う大学に入学して万屋寿庵にアルバイトとして入り込み、さまざまな手を使って母親を女将の座にねじ込んだことが判明。
一方、ようやく明人から連絡があったものの、呼び出された場所に行ってみると、そこにあったのは離婚届。電話越しに「別れてくれ」と言い出した明人が近くにいると踏んだ美保子は明人を探し出し、車に張り付いて「見つけたー!!」と叫ぶというホラー演技もして見せた。
この一幕にネット上からは、「これもう完全に松本若菜が主演じゃん」「土屋太鳳、完全に食われて可哀想」「いろんな意味でこのドラマは松本若菜のものだな」という声が集まっていました。
「松本といえば、これまでなんとなく美人女優として知られていたものの、『やんごとなき一族』でとびぬけたコメディ演技ができることが判明し、現在大ブレイクとなっています。本作の主演は土屋太鳳ですが、毎回話題を集めるのは松本の演技。直接的にやり合うシーンでも、土屋演じる佐都はほぼ圧倒される演技ばかりのため、いろいろな意味で本作は松本の作品となってしまっています」(芸能ライター)
主演のはずが、いつも注目を集めるのは松本ばかり。土屋には同情の声が集まってしまった。