水曜ドラマ『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ系)の第5話が11日に放送され、平均視聴率が7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第4話の7.3%からは0.1ポイントのダウンとなり、自己最低視聴率を更新した。
第5話では、麻理鈴(今田美桜)が営業四課へ異動することが決定する。課長の三島(山口智充)が率いる営業四課は、効率化重視のため残業禁止。それどころか、仕事に支障が出るからと課内恋愛も禁止していると言い――というストーリーが描かれた。
『悪女(わる)』、高級食材のすっぽんを“ゲテモノ”扱いし物議 「前提がおかしい」疑問の声も
※以下、ネタバレあり。
第5話では、課内の恋愛禁止ルールについて「チームをまとめる上で最も効果的」と聞かされた麻理鈴だが、三島の「いずれはオウミ全社に社内恋愛禁止を提案する」という言葉には猛反発。一方、仕事をしていくうち、麻理鈴は課内で残業や休日出勤が横行していることを知ることに。
そんな中、部下の仕事を減らすために働き過ぎた三島が倒れてしまう事態に。麻理鈴は課内のメンバーが集まった場所で三島が倒れたこと、課内恋愛や休日出勤が横行していることを暴露し、その理由について「楽し過ぎるんです、仕事が!」と指摘。「チーム三島で働くのが楽し過ぎてのめり込んじゃう」「だから倒れるし外で恋する余裕もない」「でも、それでいいんでしょうか? お休みできてるんでしょうか?」と吠えるという展開が描かれた。
しかし、この言葉にネット上からは疑問の声も集まっているという。
「麻理鈴の発言は、言い換えれば“外で恋愛する暇がないから手っ取り早い社内の人と恋愛している”というもの。実際ラストでは、残業禁止ルールが改めて徹底された課内で、付き合っていた課内カップルが別れたことが明らかになっていました。しかし、この発言にネット上からは『今、社内恋愛してる人に失礼だな』『忙しいから身近で恋せざるを得ないって違くない?』『社内、社外で都合よく恋愛してる人ばかりじゃない』と違和感を指摘する声が続出していました」(ドラマライター)
また、実際に社内恋愛をしていたというネットユーザーからも「なんか不快」「社内の人だから、じゃなくてその人だから付き合ってたのに」「社内恋愛を下に見てる」という苦言も寄せられていた。
社内恋愛から結婚に発展するカップルも少なくないだけに、社外での出会いがないから社内恋愛をするという決めつけを不快に感じた人も多くいたようだ。