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藤井聡太王将 新成人で盤外でも「しっかりできるように」記念品は高級ドライヤー

 贈位状を手に笑顔をみせる藤井聡太王将(撮影・三好信也)

 贈位状を手に笑顔をみせる藤井聡太王将(撮影・三好信也)

 将棋の藤井聡太王将(19=竜王・王位・叡王棋聖との五冠)が11日、都内で行われた第71期王将就位式に出席した。

 2月12日にストレートの4連勝で渡辺明名人(37=棋王との二冠)に勝利し、最年少五冠を達成。謝辞では「王将戦は前期にリーグを陥落しており、巻き返しをはかろうと思って臨みました。七番勝負では中盤の大局観において、(渡辺王将に)上回れたと感じる部分が多くありました。4連勝は実力以上の結果だと感じています」と振り返った。

 王将奪取会見で「森林限界の手前」と表現した現在地を、「今、頂上がはっきり見える段階ではない。今後強くなることで少しずつ上に登っていって視界が開けてくると思う」と改めて説明した。

 19歳の藤井王将は、4月の成人年齢引き下げとともに成人。「まだ実感のないところがあるんですが…」と苦笑いして長考し、「これを機に将棋の内容だけでなく、それ以外の面でも先輩方を見習ってしっかりできるようにやっていければ」と盤外でも成長を誓った。

 記念品として、希望した高級ドライヤーが贈られた。金箔(きんぱく)が施された豪華仕様で、「大変高級なドライヤーということで、今までほとんど使う機会がなかったかと思うので楽しみにしています。家で使っているドライヤーは、長らく使っているのもあって、せっかくの機会にお願いできればと思いました」と理由を明かした。

 王将盾を受け取る藤井聡太王将(右)(撮影・三好信也)

 王将盾を受け取る藤井聡太王将(右)(撮影・三好信也)
 

参照元:https://www.daily.co.jp/