息の合ったパフォーマンスを見せるＳｉｘＴＯＮＥＳ＝横浜アリーナ（撮影・堀内翔）ジャニーズの人気６人組グループ・ＳｉｘＴＯＮＥＳが４日、神奈川・横浜アリーナで全国ツアー「Ｆｅｅｌ ｄａ ＣＩＴＹ」の初日を迎えた。昨年大みそかには２年連続で紅白歌合戦出場を果たすなど大活躍。デビュー３年目を迎える２０２２年、さらなる進化を誓う６人が、オーラたっぷりのパフォーマンスでフルキャパシティーの１万５０００人を熱狂させた。
Ｓカレーターに乗りステージに降臨した６人。「いらっしゃいませ！うちの店は１月４日から開店してます！今後ともごひいきに、よろしくお願いします！」。松村北斗（２６）は、２０２２年のスタートを華々しく告げた。
「ジャニーズフェス」や「紅白歌合戦」「カウントダウンコンサート」など多忙をきわめた昨年末。その勢いのまま、２ｎｄアルバム「ＣＩＴＹ」を引っ提げ、２年ぶりのフルキャパシティーでのツアー開催だ。ヒット曲「マスカラ」のほか、アルバム未収録の未発表新曲「共鳴」も初披露した。抜群の歌唱力と表現力でエモーショナルに魅了。田中樹（２６）と京本大我（２７）のユニット曲「Ｗｉｔｈ Ｔｈｅ Ｆｌｏｗ」では、田中がラップのリリックを担当。京本が特技のギターをデビュー後初めてステージで演奏し、１万５０００人を酔わせた。
元日には、アーティストの一発撮りのパフォーマンスを投稿するＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「ＴＨＥ ＦＩＲＳＴ ＴＡＫＥ」に、デビュー曲「Ｉｍｉｔａｔｉｏｎ Ｒａｉｎ」を引っ提げて登場。同チャンネルへのジャニーズアーティストの出演は初で、元日の午後１０時に動画が投稿されると、同時視聴数１４万６３７３人を記録。これは同チャンネル史上最高数値となった。
同楽曲を提供したＹＯＳＨＩＫＩも「いつも応援しています！」とツイッターで反応。世界から大反響を呼び、田中は「コメントには日本語だけじゃなく、英語や多くの国の言葉もたくさんありました。音楽は言葉が壁にならないんだということを改めて感じましたね」と話した。最終目標とする「世界に通用するアーティスト」へと、歩みを進めていく６人。「Ｉｍｉｔａｔｉｏｎ－」はこの日、「ＴＨＥ ＦＩＲＳＴ ＴＡＫＥ ｖｅｒ．－」でパフォーマンスした。
人気アイドルでありながら、音楽で勝負するグループとして、さらなる進化を予感させる。「一人一人のオーラが出て、立っているだけでカッコイイねっていうような存在になりたい」とジェシー（２５）。この日のステージを見守ったジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏（３９）は「デビュー当時から比べると『アーティスト』になってきたなと感じる。デビュー当初よりさらにエネルギッシュな彼らが見られると思います。想像を超えるグループになると信じている」と頼もしさを増し続ける６人に期待を込めた。
ＳｉｘＴＯＮＥＳ １万５０００人熱狂 世界へ通用するアーティストへ歩みは止まらない
