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平均年齢16・9歳の新ジャニーイズム「僕たちにしかできない『NEW WORLD』を」

  勢ぞろいしたジャニーズJr.=東京・帝国劇場(撮影・金田祐二)

  勢ぞろいしたジャニーズJr.=東京・帝国劇場(撮影・金田祐二)

 ジャニーズJr.ユニット「HiHi Jets」「美 少年」らJr.総勢68人が主演する舞台「ジャニーズ・アイランド THE NEW WORLD」が2日、東京・帝国劇場で公演2日目を迎えた。故ジャニー喜多川前社長の集大成的作品として位置付けられる舞台で、平均年齢16・9歳の68人が全員座長としてジャニーイズムの新たな世界観を表現。演出を手掛けたジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏(39)は、若き主役たちにゲキを飛ばした。

 創業者の思いを未来につなぐ。ジャニーさんから教えを受けた者から、ジャニーさんを知らない者へ-。HiHi Jets・高橋優斗(22)は「世代が一つ変わって、先輩の後を追うというより新しいものを作って、ジャニーさんの言葉を僕たちの表現で伝える。僕たちにしかできない『NEW WORLD』を届けたい」と使命感を口にした。

 ジャニーさんは今シリーズを通し平和の尊さをテーマにしてきた。今回は鹿児島にある知覧特攻平和会館の協力を得て、戦地に赴いた実在の特攻隊員が恋人にあてて書いた手紙を、特攻服に身を包んだ美 少年・浮所飛貴(19)が涙で声を詰まらせながら朗読。リアリティーをもって反戦の思いを表現した。

 アクロバットが得意な「7 MEN 侍」菅田琳寧(23)、「Jr.SP」林蓮音(20)ら10人は大技「SWING SHIP」を繰り出した。全長6メートルの巨大な船が、最大角度50度の勾配で揺さぶられる上で激しいアクロバットを披露。菅田は「命がけでした」と心技体を結集した見せ場を成功させた。

 また、昨年の東京五輪開会式でも話題となった「ピクトグラム」を四季をテーマに披露したほか、2024年のパリ五輪の新種目「ブレイキン」をパフォーマンス。平均年齢16・9歳の座長68人が輝きを放った。

 「ひとりひとりが主役として人生を歩んでほしい」という意味を込め全員を主演に指名した滝沢氏。「それぞれが特技を生かして、全員にスポットライトが当たるように考えました」と明かし、未来のジャニーズを背負う少年たちに「夢は見るものじゃなく、つかみにいくもの」と期待を込めた。

 

参照元https://www.daily.co.jp/