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OZ王者の雪妃が初防衛成功「来年は海外にも行ってみたい」

消沈の優宇(右)を尻目に勝ち名乗りを受ける雪妃(中央)。赤霧でアシストした尾崎(左)は拍手で祝福

消沈の優宇(右)を尻目に勝ち名乗りを受ける雪妃(中央)。赤霧でアシストした尾崎(左)は拍手で祝福

 「プロレス・OZアカデミー」(30日、後楽園ホール

 OZアカデミーのユニット結成25周年イヤーを締めくくる年内最終興行は、650人の観衆を動員。メインはOZアカデミー無差別級王者の雪妃魔矢が、優宇の挑戦を退けて初防衛に成功した。31日でアイスリボンを退団して年明けからフリーランスとして活動するが、王者としての越年を決めた。尾崎魔弓率いる正危軍入りが注目された青野未来は、きっぱりと拒絶した。

 優宇は9人が争った挑戦者決定トーナメントを制して初挑戦の舞台を射止めた。本番決戦は95キロの体重を生かしたパワーファイトで雪妃と真っ向勝負。桜花由美安納サオリの正危軍がムチを手に乱入すると、松本浩代米山香織の“獣友軍”も優宇をサポートした。混戦のタイトル決闘は、優宇が尾崎の赤霧噴射を浴びたところで形勢逆転。王者が電光石火の丸め込みで3カウントを奪った。

 雪妃は「負けはまったく想定してなかった。私はムチを使ってないし、向こうもセコンドが出てきた。フェアーに戦ったと思いますよ。OZは正危軍のものですね」と、勝ち誇った。ここで加藤園子、AKINO、関口翔のミッション4Kが姿を見せてクレーム。雪妃は「何が言いたいの。挑戦?はっきりお断りします」と言いながらも、2・13新宿FACE大会でのラストウーマン・スタンディングマッチを提案。尾崎、桜花、安納の正危軍と雪妃がセレクトした選手が対戦。正危軍以外の選手が生き残った場合に限って挑戦を受けることが決まった。

 来年からフリーになる雪妃はDDTの正月興行にも参戦する。今年は尾崎の35周年興行(9月5日・名古屋国際会議場)でプラズマ爆破デスマッチも体験し「チャンピオンになって、爆破もあって尾崎さんとも戦えた」と納得顔。来年は戦いの幅を広げ「海外にも行ってみたい」と、夢を膨らませた。

 尾崎、桜花、安納の正危軍と関口、松井珠沙、青野のアクトレスガールズのタッグ対決は、ポリスも乱入する混戦の中で、安納が青野をジャーマンで爆殺。正危軍から勧誘されていた青野は返答を迫られると「入る訳ないだろう。バカ」と拒絶してリングを去った。

 倉垣翼、青木いつ希のOZアカデミー・タッグ王者組に挑戦した松本、山下りなの“チンクラッシャーズ”は、松本が青木にロックドロップを決めて王座を奪取。新王者組は2・6豊中市176BOX大会で駿河メイ、花園桃花の“ももりんご”の挑戦を受けて初防衛戦を行うことが決まった。

 

参照元https://www.daily.co.jp/