女優の福原遥が2022年度後期のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロインに決定したことを25日同局が発表し、福原が制作する大阪放送局で会見を行ったことを、各メディアが報じた。
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記事によると、朝ドラヒロインで福原がオーディションを受けたのは今回で4回目。過去3回は最終審査にも進んだことがなかったが、今回は約2500人の応募を勝ち抜いてヒロインの座を射止めたという。
福原は同局Eテレで2009年から4年間放送された子ども向け料理番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」に出演し、「まいんちゃん」の愛称で親しまれた。その後、女優として活動の幅を広げ、近年ではドラマや映画で主演を務めるなど活躍中。
オーディションによるヒロイン選出は2期ぶり。福原が朗報を聞いたのは2週間ほど前だったそうで、「うれしくて泣いちゃった」と感慨深げ。
今作は通算107作目の朝ドラで、新進気鋭の脚本家として注目される桑原亮子さんのオリジナル作品。東大阪と長崎・五島列島を舞台にヒロインがパイロットをめざす物語だ。
「Eテレに出演していたのは大きなアドバンテージ。それでも、3回落選していたということは、よほど競合相手の演技力が上回っていたのでは。抜てきされたものの、福原のネームバリューではまだ朝ドラの主演としては弱いような気がするのだが……」(テレビ局関係者)
福原の所属事務所の1つ年上である杉咲花は、昨年度後期の朝ドラ「おちょやん」のヒロインを務めていただけに、それも福原にとって有利に働いたようだが、ヒロイン選考はすっかり変わってしまったようだ。
「昔はまだ世に出ていない新人女優を抜てきして売り出していたが、今は大手事務所の女優が抜てきされる傾向。同じ演技力の2人が残ったら、所属事務所が力がある方が選ばれるようになってしまった」(芸能プロ関係者)
大手事務所を脅かすような〝原石〟が現れてほしいものだ。