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【山田美保子のミホコは見ていた!】中居正広の贈るセンスとチカラ

 中居正広

 1日、V6が幕張イベントホールで「LIVE TOUR V6 groove」の千穐楽を有終の美で飾った翌日。岡田准一が主演映画「燃えよ剣」の公開御礼舞台挨拶で明かしたのは、中居正広からメンバー全員に贈られたという特注革靴についてだった。

 左足のかかと内側に「V6」、同外側に「OKADA」と刻印されているというから、まさに特注品。靴を贈ることは、相手の脚のサイズを知り尽くしていなければできない行為で、とてもハードルが高い。特に紳士物の革靴は、スニーカーなどとはサイズ感が違って、ワイズ(足囲)もポイントとなる。生産国によってもサイズが異なるのだ。

 つまり婦人靴より選び方が難しく、通常なら敬遠してしまう贈り物なのに、オシャレを知り尽くしたオーバー40の男性6人分の特注革靴を記念品に選んだ中居は、贈り物の達人と言えよう。

 ジャニーズの後輩に取材をしていると「中居さんからいただいた」という驚きの贈り物エピソードを耳にすることがある。たとえば中居がプロデュースした舞祭組(Kis-My-Ft2内のユニット)は、デビュー時、それぞれブランドが異なる高級スーツを贈られている。「自分では絶対に買えないモノです」「怖くて値段を検索することもできなかった」と年少の二階堂高嗣や千賀健永が目を丸くしていたのを覚えている。

 中居自身は「ファッションには無頓着」で通っており、ジャニーズ内では“あるある”の高価な私服を後輩に譲ったという話は、そういえば聞いたことがない。

 男性芸能人の多くがこだわり、何本も所有する腕時計についても、中居のそれは、何年も、ほぼ同じ。だが、ブランドを知らないワケではなく、後輩に贈るバッグや服などは、憧れのハイブランドばかりなのである。

 そのタイミングは記念日だけではない。番組で共演したタレントが大病を患い、入院すると聞けば、病室に空気清浄機などを届ける。それがタレント本人だけでなく、家族の入院時にも贈るという細やかさと優しさ。災害時、早いタイミングで被災地に出向き、ボランティア活動をしたり寄付をしたりもしている。「新しい地図」が関わる新型コロナプロジェクト「LOVE POCKET FUND」の趣旨にも賛同し、寄付したことは大きな話題になった。

 中居正広の贈るチカラとセンス。見習いたい。

 

参照元https://www.daily.co.jp/