8月30日、波瑠主演の月9ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)の第9話が放送された。ドナー登録をめぐって、ネット上では大激論が繰り広げられている。
同作の主人公・朝倉美月(波瑠)は、働き方改革を目指す「あさひ海浜病院」に設立された、夜間勤務専門の救命医チーム〝ナイト・ドクター〟を志願した責任感ある医者。研修医あがりの医者・深澤新(岸優太)や桜庭瞬(北村匠海)、かつての同僚・成瀬暁人(田中圭)、頭の回転が早く医師としても優秀な高岡幸保(岡崎紗絵)とともに奮闘していく〝青春群像医療ドラマ〟だ。
第9話、持病のせいで入退院を繰り返している深澤の妹・心美(原菜乃華)が、臓器提供ドナーの登録がしたいと申し出る。まだ未成年で両親もいないため、兄に同意のサインをしてほしいと懇願したが、新は猛烈な勢いで反対。「絶対に認めない」と怒って、病室から出て行ってしまった。
新は心美がドナー登録することがどうしても納得いかず、職場では美月に愚痴を漏らす。しかし美月の亡くなった母はドナー登録をしており、臓器提供もしていた。そのため美月は、新の意見に同調しようとはしなかった。
しかし続けて新は、桜庭の前で愚痴を漏らす。「あのカードに名前を書いた途端、心美が死ぬのを待ってるやつらが大勢いるのかと思うとぞっとすんだよ!」と言い放つと、桜庭は「お前そんな言い方ねえだろ! お前それでも医者かよ!?」と激高した。実は桜庭は、ドナーから臓器を受け取った経験のあるレシピエントであり、新の意見に心を痛めていたのだ。
深澤が大炎上状態になるも…この回では、妹のドナー登録を頑なに認めず、悪意はないとはいえ同僚を傷つける言葉を連発した新に批判が殺到。
《深澤にイライラする》
《深澤はマジで無神経すぎる》
《深澤最低》
《今日の深澤うぜー》
《深澤嫌いだわ。全部自分のことばっかで心美の気持ちはどうした? 自分優先ばっかりはダメだよ》
《深澤が本当に医者に見えなくて。まっっったく共感できない》など大バッシングが起こっている。しかしその一方で、
《みんなが深澤全否定すぎてびっくりした。なんかもっと賛否両論的な流れだと》
《みんなドナー登録当たり前みたいに言ってても、実際に自分の家族がドナーとなる立場に置かれたら気持ちも受け止め方も変わるからね》
《今回深澤のこと全否定した人たちが、実際深澤と同じ立場になったとき自分がかつて言っていたとおりにできる人がどれほどいるんだろうね》
《ツイッター見てると自分の子どものやつにはサインできないって言ってる人多い》など、新への批判に反論する声も続出。そして家族のドナー登録をめぐって、ネット上で大議論が起こっていた。
これを機に、ドナー登録に関して家族で話し合った家庭も多いだろう。有意義な放送になったようだ。