ポスト米津玄師などと言われ続けてきたシンガーソングライター・藤井風に、やっと本格的なブレークの兆しが。〝永遠のネクストブレークアーティスト〟からの脱却に、ネット上では期待の声があがっている。
藤井は中学生の頃からYouTubeにカバー動画を投稿しており、卓越したピアノアレンジに一部から注目が集まっていた。そして米津が一般層の間でもブレークすると、同じネット発のアーティストである藤井も、ファンから〝ポスト米津〟と熱視線が注がれることに。
しかし結局、米津の後にヒットしたのは、ネット発なら『YOASOBI』やAdo。その他『Official髭男dism』や『KING GNU』といった次世代男性バンドのブームがあり、藤井は期待されていたほどブレークせず、コアな音楽ファンが知っている存在だった。
そんな藤井の楽曲『きらり』が、5月3日付けの『iTunes』のランキングで1位を獲得。その後も優里の『ドライフラワー』や、Adoの『踊』を抑えて、トップをキープしている。この事態にネット上では、
《ようやく藤井風がブレークしてしまったか…》
《これからも永遠に〝ネクストブレーク〟って言われるものだとばかり思ってた》
《俺たちの藤井風がやりやがった!》
《好きなアーティストだから売れてよかった》
《藤井風、遠くに行ってしまうんだな…》といった声が。しかしなぜ藤井は、ここにきて本格的なブレークの兆しを見せているのだろうか。
テレビ業界も藤井風を猛プッシュ中?「まず大きな点で言えば、やはり『きらり』がタイアップ曲であるということが挙げられます。同楽曲は『Honda』の新型『VEZEL』のテレビCMのために書き下ろされたもの。CMソングとして一気にお茶の間に広がったのでしょう。また最近では、テレビ局も藤井のブレークに向けて積極的に動いている印象。特にテレビ朝日は『報道ステーション』や『関ジャム 完全燃SHOW』で取り上げたり、ドラマ『にじいろカルテ』の主題歌として起用するなど、藤井のヒットを強烈に後押ししてきました」(芸能記者)
彼の活動そのものに追い風が吹いているようだが、一方で〝ゴリ推し〟と批判されてしまう恐れも。実際に現時点でも、
《なんか露骨なゴリ推しが増えてきて嫌い》
《ネクストブレークの期間が長すぎて、起用する側も焦ってるのかな?》
《もっと売れてもいいと思うけど、テレビ局のゴリ推しで流行るのは嫌だなぁ…》といった声をちらほら見かけるようになった。
ゴリ推しのイメージが定着する前に、彼は実力で〝永遠のネクストブレーク〟を脱却できるだろうか。今後の活動にも注目だ。
参照元:https://dailynewsonline.jp/