俳優・竹野内豊が主演を務める月9ドラマ「イチケイのカラス」(フジテレビ系)の第2話が4月12日に放送され、世帯平均視聴率10.5%と初回に続いて二桁視聴率をキープした。
自由奔放で型破りな刑事裁判官・入間みちお(竹野内)と、彼に振り回されながらも真実をつかもうと奔走する“イチケイ(東京地方裁判所第3支部第1刑事部)”のメンバーの活躍を描くリーガルエンターテインメント作品。第2話では1審で有罪判決が下された人気料理研究家・深瀬遥子(前田)による“幼児虐待事件”を扱う。
遥子は、当時1歳半の長女が泣きやまないことからイラ立ち、激しく揺さぶるなどしてけがを負わせ、傷害罪で2年6月の有罪判決を受けるも、判決を不服として控訴。第1回の差戻し裁判で、遥子は「私はやっていません」と虐待の事実を否定。医師10人を集めて議論してもらった結果、裁判所主導で捜査を行い証言台に立った小児科医の身辺調査の末に事件の真相が明らかになる。
判決を迎え、誠意を伝える入間に涙する遥子の姿を見て「セリフ少なめのたたずまい、表情メインの演技。惹かれました」「実際にお子さんがいるからこそ偽りのない思いで演技しているの見ると感情移入して涙腺崩壊」「女優として今まででいちばんよかったわ」など、演技力を高く評価するコメントがネットにも寄せられた。
「前田は2018年に交際4カ月で俳優の勝地涼と結婚。2019年に長男を出産。4月12日に放送された『有吉ゼミ』(日本テレビ系)に出演した際には、長男が最近になって前田の仕事を理解し始め、『テレビを見て“ママ”というようになった』と笑顔を見せていました。同じ幼児を持つ母として、今回の役はハマり役だったと言えるのではないでしょうか」(芸能ライター)
前田の演技への取り組みは、今までにも増して真剣のようだ。
「前田は、長年所属していた太田プロとの契約を昨年末に終了して、現在フリー。5月には劇作家・演出家の野田秀樹が主催する『NODA・MAP』の新作公演『フェイクスピア』に参加。海外進出にも意欲を燃やし、語学習得に力を入れているとの噂も伝わってきています」(女性誌記者)
今年30歳を迎える前田敦子。女優人生の第二幕がいよいよ幕を開けたのかもしれない。