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東出昌大がパンチドランカー役を熱演、「苦しむ姿が本人に重なる」の声

東出昌大がパンチドランカー役を熱演、「苦しむ姿が本人に重なる」の声

 4月10日、俳優・松山ケンイチ主演の映画「BLUE/ブルー」の公開記念舞台挨拶が東京・新宿のバトル9で行われ、主演の松山に続いて木村文乃柄本時生とともに東出昌大が登壇した。

 この映画は自身もボクシング暦30年の吉田恵輔が監督・脚本を手掛けた完全オリジナル作品。情熱があり、理論派なのに試合に勝てない主人公・瓜田を松山が、才能豊かなのにパンチドランカーになってしまった小川を東出が熱演している。とりわけ、見事に体を絞った東出に対して、『小川の苦しむ姿を見て、東出くん本人と重なって辛かった』『東出くんの元気な姿を見ることができてよかった』『東出昌大はこんなにうまかったか?』といったコメントが、ネット上に寄せられている。

 東出自身もインタビューに応え「バスタオルを取りに行って部屋で独り『あれ? 俺、何を取りに来たんだっけ』と呟くシーンで“いわゆるお芝居っぽくない声”を色々試した」とコメント。「映画はフィクションに過ぎない。現実には勝てないと言われたりしますが、フィクションが現実を超越する瞬間の積み重ねが映画の中で息づいていると思う」と自信をうかがわせている。

「東出は、去年公開され、ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門銀獅子賞を受賞した蒼井優主演の話題作『スパイの妻』では、主役の夫婦を追い詰める冷酷な憲兵役を演じるなど、一皮むけた姿が注目されています。これまでは『主役しかできない』と揶揄する声もありましたが、俳優として着実にステップアップしているようです」(女性誌記者)

 しかし、その一方で今年1月期に放送されたドラマ「俺の家の話」(TBS系)への出演が内定していたものの降板。スポンサー側の意向とも噂され、まだまだ不貞騒動の影響は残っているようだ。

「今まで公開されたものは、不貞発覚前に撮影されたものばかり。『仕事なくて暇ですよ』と行きつけの居酒屋でぼやいている東出の目撃情報が、今年の正月に配信された『文春オンライン』で報じられています」(スポーツ紙記者)

 しばらくは、与えられた脇役をしっかり演じて、演技は俳優としてのスキルを磨くしかなさそうだ。