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上野樹里「監察医 朝顔」のクランクアップで流した涙の意味

上野樹里「監察医 朝顔」のクランクアップで流した涙の意味

 上野樹里が主演を務める月9ドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系)の最終回が3月22日に放送され、世帯平均視聴率13.3%と初回に次ぐ高い数字をマーク。全話平均視聴率でも11.5%と月9期間視聴率としては昨年1月期の「絶対零度~未然犯罪捜査~」(フジテレビ系)以来の2ケタを達成している。

 上野演じる法医学者・万木朝顔が遺体の解剖から事件の真相を解き明かし、遺体から見つけ出された生きた証によって残された人たちの心を救うハートフルなストーリー。2019年7月期に放送された第1シーズンに続き、2クールに及んだ第2シーズン。もう1つのテーマである東日本大震災から10年となる節目の年に放送されたこともあり、高視聴率を残した。

 被災地である岩手県陸前高田市でクランクアップを迎えた上野は、「『監察医 朝顔』に出会えたこと、そして陸前高田に出会えたことで(10年前の震災に)自分が役に立てなかったという、あの時のあの気持ちから救われた」と大粒の涙を流して胸の内を明かしている。

「上野は第1シーズンの前からたびたび陸前高田を訪れ、交流を深め、被災地に支援を続けて来ました。彼女自身も兵庫県出身。阪神淡路大震災の経験もあり、2011年当時、主演を務める大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』(NHK)の撮影が忙しく、何もできなかったことを悔やんでいたようです」(女性誌記者)

「江~姫たちの戦国~」で、上野演じる江姫の父・浅井長政を演じていたのが、「監察医 朝顔」でも父親役を演じている時任三郎だったことも、上野には思うところがあったのかもしれない。

 1月11日には2時間スペシャルが放送されたが、ぜひともスペシャル、あるいは第3シーズンを期待したい。