◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(19日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(29)が19日(日本時間20日午前9時40分開始予定)、敵地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。1番で先発するのは、ベッツが左手骨折で離脱してから3試合連続で、スミスがスタメンを外れたため2番にはフリーマンが入った。2試合連続の21号で、オズナ(ブレーブス)を抜く本塁打リーグ単独トップに立てるかに注目だ。
前日18日(同19日)の敵地・ロッキーズ戦では、6回先頭の3打席目に中堅へ2試合ぶりの本塁打となる20号ソロ。飛距離476フィート(約145メートル)は、今季のメジャー全体で最長で、大谷にとっても自身キャリア2番目の距離という特大弾だった。大谷は1番に入ってから3試合連続でマルチ安打&打点をマーク。チームも前日は5点を追う9回に代打・ヘイワードの満塁本塁打と、T・ヘルナンデスの逆転3ランで劇的な勝利をつかみ、3連勝と勢いに乗っている。
ロッキーズの先発はライアン・フェルトナー投手(27)。21年にメジャーデビューした右腕で、通算7勝を挙げ、今季はここまで1勝6敗、防御率5・71の成績を残している。大谷は初対戦。平均153キロほどの直球を軸に、スライダー、チェンジアップなどを混ぜてくる。昨季は5月に頭部に打球が直撃して頭蓋骨骨折や脳しんとうなどで苦しんだ過去もある。
試合が行われるロッキーズの本拠地でコロラド州デンバーのクアーズフィールドは、標高約1600メートルの高地で、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて約10%打球の飛距離が伸びるといわれて「飛ぶ球場」、「打者天国」とされており、2試合連続アーチ、記録的な特大弾にも期待がかかる。
大谷は前日18日終了時点でチーム75試合中72試合に出場して、288打数91安打(リーグ2位)の打率3割1分6厘(同4位)、20本塁打(同1位タイ)、49打点(同5位タイ)、16盗塁(同6位タイ)をマークしている。ドジャースのスタメンは以下の通り。
1(指)大谷、2(一)フリーマン、3(左)T・ヘルナンデス、4(中)パヘス、5(右)ヘイワード、6(二)ラックス、7(三)ビジオ、8(遊)E・ヘルナンデス、9(捕)バーンズ、投・ミラー=右