笑顔でアンパンチを披露する今田美桜（撮影・堀内翔）ＮＨＫは２日、２０２５年前期の連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン発表会見を行い女優の今田美桜（２６）が務めることを発表し、都内の同局で会見を行った。同作は「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんと小松暢（のぶ）さん夫婦の人生を描くもの。今田は、小松さんをモデルとした女性・朝田のぶ役を務め、やなせさんがモデルの気弱な男性・柳井嵩をどんな時も引っ張るパワフルな女性を熱演する。激動の時代ともいえる昭和を舞台に、２５年の朝をその明るさで盛り上げる。
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今田は東京制作の朝ドラとしては「半分、青い。」以来７年ぶり開催となったオーディションで、応募総数３３６５人の中から大役をつかんだ。
通達は１２月の中旬。「朝８時にＮＨＫさんで『最終面談をしたい』と言われて伺って」といい「あんぱんとコーヒーが用意されていて『ブギウギ』が流れているのを見ながら」のサプライズだったという。その瞬間を振り返り「じわじわといろんな感情が巡ってきて。若干涙もしました」と明かした。
今作は「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんと小松暢さん夫婦をモデルに、戦争を生き抜いた２人の愛と勇気の物語。今田はやなせさんがモデルの気弱な男性・柳井嵩を引っ張る勝ち気な性格の女性・朝田のぶ役を演じる。オーディションではビデオ審査として「『アンパンマンのマーチ』の歌詞を３番までいろんな感情で伝えるものがあった」といい「難しかったけど新しい経験で楽しかった」と声を弾ませた。
幼少期にやなせさんと文通をしていたこともあるという脚本の中園ミホ氏はオーディションを「本当に実力も人気もある女優さん達が受けてくださって選ぶのが大変だった」と回想。そのうえで「今田さんの最終オーディションの時に、スタッフが何人か泣いていて。『暢さんってきっとこういう人だったんじゃないかな』って思えた」と絶賛した。
クランクインは今年の９月ごろとされているが、現在の心境を今田は「緊張してます。正直」と苦笑。それでも約１年間行われる撮影について「すごく大変だけどなかなか体験できることではない」と前向きで、「日本の朝を元気にできるよう精いっぱい務めたい」と意気込んた。
今田美桜 朝ドラ「あんぱん」のヒロイン決定！
