英の公共放送・BBCが特番を組んだことをきっかけに、ジャニーズ事務所の創業者で2019年に亡くなったジャニー喜多川氏の性加害疑惑を報道し、続々と新たな被害者の証言を取り上げている「週刊文春」(文芸春秋)だが、発売中の同誌が新たな被害者の証言を掲載した。
同誌に実名・顔出しで証言したのは、1998年からジャニーズJr.として活動をしていた橋田康氏で、『顔を出して自分の言葉で話をした方が、強く世の中に発信できると思ったのです』と実名で告白した理由を説明。
事件が起こったのは1999年、地方の公演先でのこと。ほかのJr.も同じ部屋で寝ていたというが、ジャニー氏の〝マッサージ〟を受けて射精。かなりのショックを受け、翌朝、ジャニー氏から1万円を手渡されたというのだ。
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もらえるようになったというが、高校卒業の時期に退所。それでも、現在も芸能活動を続けている。
「カウアン・オカモト氏の勇気ある告白により、顔出し告白の元Jr.が名乗りを上げそうで、文春はまだまだ報道を止めないだろう。後は、もっと売れた元ジャニーズの証言があれば大きな問題になりそうだ」(テレビ局関係者)
これまでの被害者の証言から、ジャニー氏は行為を受け入れたJr.たちにその対価として1万円を現金で渡していることが判明。
そして、これまでさまざまなメディアでの元Jr.たちの証言によると、Jr.たちは事務所と契約しているわけではないので、1ステージ出演あたり5000円のギャラを現金で手渡していたようだが、そこで新たな疑惑が浮上するという。
「果たして、現金で渡した金額について税務上でどう処理していたのか。いくら渡したのかはジャニー氏しか分からないはずで、事務所サイドには伝わっていないはず。その金額が積もりに積もればかなりの金額になるはずでまるまる脱税していた可能性もある。しかし、税務署がさかのぼって調べるのは過去5年。ジャニー氏が亡くなってからすでに4年なので、まるまるうやむやになりそうだ」(全国紙社会部記者)
ジャニー氏からすれば、〝小銭〟をあげた感覚だったのかもしれないが......。
参照元:https://dailynewsonline.jp/