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相葉雅紀 橋田壽賀子さんドラマ体現 イズム継承の石井ふく子氏と初タッグ

 ドラマ「ひとりぼっち」に主演する相葉雅紀

 ドラマ「ひとりぼっち」に主演する相葉雅紀

 嵐の相葉雅紀(40)が、TBS系スペシャルドラマ「ひとりぼっち-人と人をつなぐ愛の物語-」(今春放送)に主演し、石井ふく子プロデューサーと初タッグを組むことが28日、分かった。2021年4月に亡くなった脚本家・橋田壽賀子さんとの名コンビで知られた石井氏が、橋田さんを念頭にしたためた概要を脚本化。橋田さんにささげる人間ドラマを、同局のドラマ初主演の相葉が体現する。

 相葉が「渡る世間は鬼ばかり」シリーズなど数々の作品を橋田さんと生み出してきた石井プロデューサーの3年ぶり新作に指名された。

 演じるのは、若くして家族を失い、孤独感の中で心を閉ざしている青年・杉信也。あるとき、おにぎり店で姉そっくりの店主と出会い、人々を笑顔にしていく人柄に触れて変化していく複雑な役どころだ。

 石井氏が「橋田さんのことをずっと考えながら作品の概要を書いていた」ものを橋田賞受賞者の山本むつみ氏に託し、脚本化。幾度も対話を重ねて、橋田イズムを継承し「ある一人の人間がひとりぼっちになり心を閉ざし、人と話したくなくなるが、最終的にはやっぱり人に支えられて世の中を生きていて、今までも生きてきたんだと気づく物語です。これは橋田さんがいつも思っている言葉であり、心でした」と、天国にささげる一作になっている。

 声をかけた相葉の演技も目に焼き付け「あるシーンの撮影のとき『あぁきちっと芝居を心の中に入れながら、信也になりきって演じているな』と思いました。また一緒にやりたいなと思っています」と太鼓判。NGはゼロだったと証言する。

 大役を担う相葉は、石井氏から「ずっと一緒にお仕事したかったのよ」と伝えられたことを回顧。作品のメッセージをかみしめ「『ひとりぼっちではない』と、あたたかく伝えてくれるドラマです。ぜひ、ご覧ください!」と呼びかけた。

参照元https://www.daily.co.jp/