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桜島が噴火 初の最高警戒レベル5 人的被害確認されず

 噴火した桜島=鹿児島県垂水市牛根麓から(15秒間露光、無人定点カメラで撮影)

 噴火した桜島=鹿児島県垂水市牛根麓から(15秒間露光、無人定点カメラで撮影)

 24日午後8時5分ごろ、鹿児島県の桜島で爆発的噴火が発生した。気象庁によると、大きな噴石が火口から約2・5キロまで飛散した。同庁は、桜島の噴火警戒レベルを3の「入山規制」から、最高レベルの5「避難」に引き上げた。南岳山頂火口および昭和火口から約3キロ以内の居住地域では大きな噴石に、約2キロ圏では火砕流への厳重な警戒を呼びかけた。

 気象庁によると、桜島で警戒レベル5が適用されるのは初めて。大きな噴石が2キロを超えて飛散したのは、2020年6月4日以来となる。鹿児島県警によると午後8時50分現在、人的被害は確認されていない。風下側では火山灰や小さな噴石にも注意を呼びかけている。

 南岳山頂火口では、23日から24日午後3時までに、噴火が4回発生し、噴煙が最高1200メートルまで上がっていた。首相官邸は24日夜、危機管理センターに官邸対策室を設置したと発表。岸田文雄首相は早急な被害状況の把握のほか、登山者や住民の避難といった被害防止措置の徹底、適時的確な情報提供を行うよう指示した。

 鹿児島市桜島支所にいた男性職員は24日夜、「音は聞こえなかったが、空振で窓ガラスが揺れた。被害の有無の確認を急いでいる」。地元のホテル関係者も「現在、避難活動中だ」と電話で語った。

 桜島では18日から山体の膨張を示すわずかな地殻変動が観測されていた。

 ◆桜島 鹿児島湾に位置する火山で、最高峰は北岳(1117メートル)。複数の火口があり、2020年は432回、21年は145回の噴火が観測された。鹿児島市の市街地を含め、周辺では日常的に降灰が観測されている。かつては島だったが、1914年の「大正噴火」の際、流れ出した溶岩が海を埋め、大隅半島と陸続きになった。

参照元https://www.daily.co.jp/