2022年5月25日、次のような写真がツイッターに投稿され、注目を集めている。
周囲に広がる水がはられた田んぼから、田植えが終わった様子が見て取れる。そのまん中には小さな神社。豊作を祈り、感謝を捧げるためのものだろうか。
日本人にとっての原風景......、なんとも心温まる光景だ。
写真を投稿した「えぬびい」(@enuenuenubi)さんは、「田んぼに張られた水に空の青色が写り込む。上も下も青空に包まれて、天空に浮かぶ小さな島を訪れたかのような気分を味わえる」とコメントしている。
「えぬびい」さんは、このような「田んぼの真ん中ポツンと神社」のことを「ポツ神(じん)」と称し最近熱心に写真撮影しているそうだ。このツイートには、2万9000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(5月27日現在)。
Jタウンネット記者は、この写真を撮影した「えぬびい」さんに詳しい話を聞いてみることにした。
冒険心をくすぐられた、遺跡のような佇まい投稿者「えぬびい」が話題の写真を撮影したのは、5月中旬。場所は、関東某所で、「周りは田んぼに囲まれて、天気も良く風の気持ち良い場所でした」と語る。
「ポツンと神社を何個も見てきた中で、最も美しい景観でした。左右対称で妙にキッチリ全体のバランスが取れているのが遺跡のような佇まいで冒険心をくすぐられます」(えぬびいさん)と、答えた。
えぬびいさんの投稿を見たユーザーからは、こんな声も寄せられている。
「田植えの後も良いポツ神」「鎮守の森って言うんですかね? 田んぼにぽつんとある神社」「日本の原風景のような気がします。とても心地よい気持ちになる写真ですね」「地元の皆様の努力の賜物ですね。大切にされているからこその風景」「ポツ神」は、多くのツイッターユーザーの心を掴んでしまったようだ。
そんな反響について、えぬびいさんは次のように語った。
「コメントを読んでいると、みんなポツ神をそれぞれ各所で見たことがあるようなので、みんなのベストオブポツ神も見せて欲しいなと思いました」 「あと、自分で勝手に作って使用していた造語、『ポツ神』をみんな使ってくれていたのでなんか嬉しかったです(笑)」(「えぬびい」さん)みなさんも田んぼの近くを通るときには「ポツ神」を探してみてはいかがだろう。