初回の第1打席は遊ゴロになるかと思われたが…気迫のプレーで安打に
■フィリーズ ー エンゼルス(日本時間5日・フィラデルフィア)
エンゼルスの大谷翔平投手が4日(日本時間5日)、敵地でのフィリーズ戦で実らせた“猛抗議”の内野安打に注目が集まっている。初回の第1打席で遊撃へのボテボテのゴロを放った際、快足で一塁を駆け抜けたが判定はアウトに。「違う、違う!」と言わんばかりに手を大きく振り、チャレンジの結果セーフとなった場面に、ファンも「スピード・ショー」「オオタニがセーフだとわかっていた様子が好き」と絶賛した。
この日も「2番・DH」で出場。昨季14勝を挙げて最多奪三振のタイトルを獲得した右腕ザック・ウィーラーに対し、初回1死の第1打席は遊ゴロになるかと思われた。しかし大谷は全力疾走であっという間に一塁に到達。塁審はアウトのコールをしたが、確信があったのか手を頭上に掲げて大きく左右に振った。
大谷のジェスチャーに導かれるように、エンゼルスベンチはチャレンジ。判定は覆り、大谷にとっては3試合ぶり安打となった。チームは9連敗中と苦しむ中、気持ちを前面に出して鼓舞する大谷のプレーに、SNS上ではファンから「マジでアウトだと思ったけど、俊足な男だ」「電光石火。不公平だ!」「オオタニが送球より先だったと思う」とのコメントが寄せられていた。